ビジネスシーンでも、カジュアルな形での表現は仲間内などでは普通に使われます。
「ポシャる」もその一例であると共に、一般的にも使用されるフレーズであり、これより解説いたします。
「ポシャる」とは?
「ポシャる」は、一般的に「(予定などが)潰れる」や「(計画などが)駄目になる」という意味で、俗語や業界用語的に使用されるフレーズです。
語源については諸説あります。
一例としては、フランス語の「シャッポ」が「帽子」を意味することから、「降参する」という意味の「脱帽する」を「シャッポを脱ぐ」という言い方で表現することがあり、「降参する」が「駄目になる」という意味合いに変化して、「シャッポ」が逆の読み方「ポシャ」になり最終的に「ポシャる」になったというものです。
ただ論理的にかなり飛躍も見られ、語源については現時点でははっきりしないと言っても良いでしょう。
「ポシャる」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
ビジネスで使用される場合、余程親しい間柄でなければ、対外的に使用される可能性は低いものと考えられます。
あくまで「内輪」の会話等に使用され、隠語や俗語的な使い方をされるものと考えましょう。
具体的には、「予算が付かず、新規出店プランがポシャることになった」のように用います。
当然口語で使用されるものであって、文書などで使用されるおとはまずありません。
「ポシャる」を使った例文
それでは、上記以外に考えられる使用例を挙げてみましょう。
・『行政の認可が下りず、事業計画がポシャることになった』
・『売上予測が甘いと、将来の見通しがポシャる可能性が上がる』
「ポシャる」の言い替え
「駄目になる」のような形で言い替えます。
・「ご破算になる」
「ご破算になる」とは「台無しになる」という意味です。
もともとはソロバン用語で「白紙にする」という意味になります。
・「パーになる」
・「徒労に終わる」
「無駄になる」という意味になります。
・「水疱に帰する」
堅いフレーズになりますが、「再び最初の何もない段階に戻ってしまう」という意味があります。
まとめ
「ポシャる」とは計画などが「駄目になる」や「潰れる」という意味のあるフレーズです。
語源についてはフランス語の帽子を意味する「シャッポ」ではないかと言われていますが、どうしてこういう意味合いになったかについてははっきりしない部分があります。