ビジネスメールの作成時に、悩んでしまうこともあるもの。
「メールでのご挨拶になったことを深くお詫び申しあげます」を見ていきましょう。
「メールでのご挨拶になったことを深くお詫び申しあげます」とは?
この場合の「メールでのご挨拶」とは、ビジネスメール上の連絡をいいます。
本当なら相手の会社に赴いてご挨拶すべきところ、海外など遠距離の場所に住んでいるため、現実的に叶わないことを示唆しています。
「直接ご挨拶に伺えず、ごめんなさい」という、非礼をお詫びするフレーズです。
こちらの無礼な作法を、謝る言い方といえるでしょう。
「メールでのご挨拶になったことを深くお詫び申しあげます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
このフレーズは重たい謝罪のシーンではなく、社交辞令のひとつとして用いられます。
とくに年末年始のご挨拶メールで用いられていて「本年も大変お世話になりました。
来年もよろしくお願いいたします」と挨拶する場面で引用されています。
本来であれば年末や年明けの挨拶回りに行くべきところを、距離の制約などによって省く場面で使います。
一方で重要な謝罪の場面では電話をかける、直接相手先に出向くなど、他の手法を取りながら対応していきましょう。
また細かい点ですが「お詫び申しあげます」はメールでは「お詫び申し上げます」と記載します。
とくにご挨拶メールにおいては、きっちり見えるよう正確な言葉を用いていきましょう。
「メールでのご挨拶になったことを深くお詫び申しあげます」を使った例文
・『メールでのご挨拶になったことを深くお詫び申し上げます』
・『本来であれば直接ご挨拶に伺うべきところ、失礼をお許しください』
「メールでのご挨拶になったことを深くお詫び申しあげます」の類語や言い替え
このほか似ている言い回しに「略儀ながらメールにて」があります。
本来の行程を省いて挨拶やお願いをする時に使います。
また言いかえの言葉に「本来であれば直接ご挨拶に伺うべきところ」も挙げられます。
末尾に「メールでのご挨拶となり誠に申し訳ございません」を補って、用いていきましょう。
まとめ
「メールでのご挨拶になったことを深くお詫び申しあげます」の使い方を見てきました。
正しい使い方を知って、敬語力を向上させていきましょう。
