ここでは「一身上の都合により本日をもちまして退職することになりました」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「一身上の都合により本日をもちまして退職することになりました」とは?
「一身上の都合により本日をもちまして退職することになりました」は、その日限りで退職をするという時に用います。
よって、当日にそういう連絡をする場合に使う表現で、まだそれを伝えていなかった相手に対して用いることになります。
その日限りでとしているので、かなり急な連絡になりますが、それでも問題のない場合に使われており、それほど付き合いのなかった、または単に職場が一緒なだけだったといった相手に対し、そういった最後に一応このように伝えておくといった用い方になる表現です。
「一身上の都合により本日をもちまして退職することになりました」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「一身上の都合により本日をもちまして退職することになりました」は、「本日」としていることから、かなり使う相手が限られます。
先のように、その日に伝えても問題のない相手にしか用いることができないため、それまでにやりとりのあった他社など対外的な相手に使うことはまずありません。
その部分を「今月」とすると、前もってそれを知らせておくという用い方になるので使うことができる相手が広くなり、「一身上の都合」は定型的な表現で、これという理由を挙げずに退職すると伝える時によく使われています。
「一身上の都合により本日をもちまして退職することになりました」を使った例文
・『一身上の都合により本日をもちまして退職することになりました。これまで色々とお世話になり、感謝しております』
・『一身上の都合により本日をもちまして退職することになりましたことをお知らせいたします』
「一身上の都合により本日をもちまして退職することになりました」の類語や言い替え
・『一身上の都合により○月△日をもちまして退職することになりました』
このように日付を明確にした使い方をした場合も「今月」とした時と同じく、前もってそれを知らせておくという用い方になります。
そのため、そうしておく必要がある相手に使う表現になり、それまでにまだ日にちがある時には「何かありましたら、それまでに〜」などと続けて用いる場合も多く見られます。
まとめ
「一身上の都合により本日をもちまして退職することになりました」は、その日をもって退職すると言っている表現です。
急な連絡になるため、同じ職場でも部署が異なり、ほとんど付き合いがなかったような相手に用いられており、それでも一応知らせておこうと考えて使う表現になります。