何かの予期せぬ状況が起きることを語る時には、「万が一の場合」との表現が使われます。
それを回避したりするためにも、重要な表現がこれです。
万が一の本来の意味や、この表現の使い方を確かめてみましょう。
「万が一の場合」とは?
万の数がある中でも1つだけのことであり、滅多に起こる可能性がない、極めて低確率の出来事を表します。
主に災害などのネガティブな状況を表すものです。
「万が一の場合」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
世の中では順風満帆に過ごしていても、ある日突然想像もしなかった低確率の悪い状況に遭遇することがあります。
そんな低確率の悪の事態について、「万が一の場合」と表現することが可能です。
万が一の場合の例としては、取引上のトラブル、在庫不足、システム障害、倒産危機、社会情勢の混乱、大災害などがあります。
用いる場合は、その万が一とは何のことか、踏まえて話すことが必要です。
また「在庫を確保しておきました」などのように、万が一に備えどんな対策をしているか、対策するつもりかを伝えることが大切と言えます。
これは現状では万が一の場合ではないことが使用条件であることは、留意しておく必要があるでしょう。
しかし万が一の場合についてをあまり強調すると、不安を招くことにもなるので気をつけてください。
「万が一の場合」を使った例文
・『大地震などの万が一の場合に備えまして、必要物資の備蓄を進めております』
・『万が一の場合、プロジェクトが停滞するかもしれませんので、その対策が急務です』
「万が一の場合」の類語や言い替え
「万一の時」は、とても低確率の出来事が起きた状況を表しています。
「もしもの時」は、物事が起きるかもしれないと仮定した状況のことです。
「いざという時」は、緊急的なことが起こった状況を表しています。
「緊急時」は、一大事であり対策が急がれる状況のことです。
「非常事態の場合」は、普通ではない状況になっている時を表します。
「予期せぬことが起きた場合」は、起きるとは予想もしていない状況になった時のことです。
まとめ
滅多に起こる可能性がない状況になってしまうことを、「万が一の場合」というのでした。
災害から会社のトラブルまで考えられますが、用いる場合はその対策についてを示すなどの用法が可能です。
「いざという時」など、場合によっては別の表現に言い替えることも考えてみてください。
