「下記の通りご案内申し上げます」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「下記の通りご案内申し上げます」とは? ビジネス用語

ここでは「下記の通りご案内申し上げます」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。

「下記の通りご案内申し上げます」とは?

「下記の通りご案内申し上げます」は、この後に記載する内容をお知らせしますという意味で用いられます。

よって、口語で使うことはなく、文章専門の表現となっており、続けてその相手に知らせたい内容を挙げていくという使い方になります。

その内容に特に制限のようなものはなく、例えば、何かのイベントについての概要や日程だったり、新製品を発売するという内容になるものの場合など様々です。

そういったことを相手に知らせることを総称して「案内」と使っている表現になるため、何かの価格の改定だったり、臨時休業日を知らせるといったようなことにも使われています。

ビジネスシーンやBtoCでよく用いられている表現で、特に後者ではお客様になる相手に対して何かを告知したい時に向いています。


「下記の通りご案内申し上げます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

この「下記の通りご案内申し上げます」は、これ以下の内容を知らせるので覚えておいて欲しいという意図から用いられる表現です。

Webサイト上などでの掲示に使うこともでき、使い方によってはそれを理解して欲しい、納得して欲しいと考える方がよく、先に挙げた価格の改定のケースでは、そうなることを納得して欲しいと言っているのと同じです。

よって、表現としては柔らかく見えますが、伝えられる相手からすると、あまり好ましくない内容の場合もあります。

つまり、この表現を使って知らされる内容は、言ってしまえば一方的な通達になる訳ですが、それについて分からない点や不満などがあれば、都度発信元になる相手に問い合わせるという形をとって構いません。


「下記の通りご案内申し上げます」を使った例文

・『下記の通りご案内申し上げます。○○の増築工事ですが、○月△日を以って終了いたしました』
・『下記の通りご案内申し上げます。当社製品の○○ですが、原材料費などの高騰から、4月出荷分より販売価格を20円値上げさせていただきます』

「下記の通りご案内申し上げます」の類語や言い替え

・『下記の通りお知らせします』
このように使っても意味はほとんど一緒で、そこまで堅い表現を使いたくない時にはこちらにするといいでしょう。

ですが、ビジネスシーンで他社に使うには少しカジュアルに見えてしまうため、仲間うちで何かが決まった、そのようになったという連絡時などに向いている表現です。

まとめ

「下記の通りご案内申し上げます」は、この後に続ける内容を知らせるために用いる表現です。

「下記」としている点から文章専門で使われており、何かの掲示を行う際に使うこともできます。

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