「予想以上に」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「予想以上に」とは? ビジネス用語

ここでは「予想以上に」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。

「予想以上に」とは?

「予想以上に」は、思っていた以上に、という意味になる言葉です。

「予想以上に暑くなった」といったような、自分の感覚を基準にした使い方から、「専門家の予想以上の値上がりをしている」などときちんとした基準の数値などがあり、それ以上だという意味でも用いられます。

どちらの場合も、そうとは思わなかった時に使われるため、多少なりとも驚いているニュアンスが含まれます。

それが自分にとっていいことなのか悪いことなのかはまた別になり、上の例では自分が思っていた以上に暑くなって困ったという場合もあれば、専門家の予想以上の値上がりをして思っていたより利益が増えるようなこともあります。


「予想以上に」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

この「予想以上に」は、「以上」という言葉を使っています。

「以上」は、その数を含めてそれより上という解釈になり、「100以上」とした時には100も含んでそれよりも上の場合が対象になります。

この解釈からすると、思っていたのと(ほとんど)同じでも「予想以上」と使うことができることになりますが、実際にはそういう場合に使われることはまずなく、少し大きく思っていた感覚や数値を上回った時のための表現になります。

よって、元が200円のものが「予想以上の値上がりをした」と使った時に、10円程度は上がってもおかしくないと思っていた場合には、最低でも20円くらいは上がっていると考えてよく、先のように少なからず驚きの感覚がある時に使う表現となっています。

口語、文章を問わず使うことができるため、ビジネスシーンだけでなく、プライベートでも該当の場面ではよく見聞きする表現です。


「予想以上に」を使った例文

・『今年は予想以上に寒くなるのが早い』
・『会議が予想以上に長引いた』

「予想以上に」の類語や言い替え

・『想定以上に』
考えていた以上に、と解釈される表現で、「予想以上に」とよく似た意味になる言葉です。

ただし、この「想定」はある状態を仮定したものの表現になり、そのように思っていたといった程度の軽い内容ではなく、専門的な分析や深く考えた結果、そのように仮定したという内容が対象になります。

よって、「想定以上の被害が出ている」と使った時には高度に分析などをした内容より大きな被害が出ていると意味しており、「予想以上に」より重い内容が対象になります。

まとめ

「予想以上に」は、思っていたよりという解釈で使われる言葉です。

それを少し大きく超えるという時に使うのが通例で、多少超えたという程度で用いることはあまりありません。

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