ここでは「仕方なく」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「仕方なく」とは?
「仕方なく」は、本当はそうはしたくなかった、そうなるべきではなかったものの、しょうがなく、やむを得ずといった意味になります。
「仕方なく私がやりましたが、本来は○○さんが行うべき内容です」と使った場合、本当は○○さんが行う内容だったが、何かしらの事情からしょうがなく自分がそれをしたと言っており、「そうなってしまうのも仕方なく思います」とした時には、本当はそうなるべきではないが、それもやむを得ないことだと解釈される用い方です。
このように、どのように使った場合もそうなるのは理想の形とは違うという意味になる表現です。
「仕方なく」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「仕方なく」は、先のように、そうなってしまうのもしょうがない、という解釈で使われます。
それは本意ではないと考えると分かりやすく、何かの事情からそうしなくてはならなかった、そうなってしまったといった意味で用いられ、前者の場合には前述の例のように、本来は自分のやるべきことではなかったと伝えるために使うことが多いです。
語尾を変えて、「自分がやることになってしまったが、これも仕方ない」といったような使い方をすることもでき、やはり何か事情があって自分が行うことになったが、本来は違う人がする内容だったと言っています。
「仕方なく」を使った例文
・『担当の○○さんが居ませんでしたので、そちらも仕方なく私が処理しました』
・『雨が降ってしまったので、仕方なくタクシーを使いました』
「仕方なく」の類語や言い替え
・『余儀なくされる』
こちらは、そうなってしまうという意味で使われています。
「このままでは私が行うことを余儀なくされる」と用いると、このままでは自分がやらなくてはならなくなってしまうと言っているのと同じで、何らかの事情からそうなってしまうだろうと考えて用いる表現です。
まとめ
「仕方なく」は、そうなるのもしょうがないという意味で用いられます。
本当はそうはしたくない、そうなるべきではないものの、何かの事情があるためにしょうがなくそうなる、そうなったと使う表現で、その使い方からいい意味で用いられることはありません。