ここでは「以上です」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「以上です」とは?
「以上です」は、これで終わりますといった意味で用いられる言葉です。
この後に更に「では、よろしくお願いいたします」といったような文言をつけて文章を締めることも多く、伝えるべき用件は全て伝え終わったという意味で用いられます。
色々と用件を述べた後にこの「以上です」と使うと、これで用件は終わりだという解釈になり、何かの一覧を並べた後、同様にそれが終わりだといった意味で使うことも多いです。
表現的に少々カジュアルなため、ビジネスで使う場合には相手によって「以上になります」や「以上でございます」などと語尾を丁寧にするとよく、口語でも使われる表現ですが、一覧を並べるような際には文章になり、この表現があってそれが終わりだという使い方が多く見られます。
「以上です」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「以上です」は、使い方によっては断りの表現にもなる言葉です。
そのような使い方をするには、相手が何かを聞いてきたような時に簡単な回答だけで済ませ、その後に「以上です」と使うことで、それ以上は答えないといったことを表現できます。
また、全く違う使い方として、「以下」との対比で用いられることもある言葉で、そちらではその数を含んでそれよりも上だという意味になります。
「5以上です」とした時には、5を含んでそれよりも上という解釈になり、「送料が無料になるのはお買い上げ金額が税込で2,000円以上です」のような使い方がBtoCの場面でよく見られます。
この使い方をする時には、その数を含むという点を忘れないようにしてください。
この点は意外と間違えられやすく、その数より上だという勘違いも多く見られるだけに注意が必要です。
「以上です」を使った例文
・『ご用意していただくものは、○○、△△、そして××、以上です』
・『当社としましては、これ以上の介入は行いません。
以上です』
「以上です」の類語や言い替え
・『ここまでになります』
「以上です」を何かの締めとして使う場合には、こちらを用いることもできます。
例として、授業の終わりに「今日の授業はここまでになります」といったように使うことができ、「以上です」としても意味は一緒ですが、そちらより多少柔らかくなるため、言い替えられる時にはこれを使った方がいい場合が多いです。
まとめ
「以上です」は、そこで話の内容が終わりだという意味で使う言葉になります。
何かの一覧がそこで終わりだという意味で使うこともでき、全く違う用い方として、その数を含んでそれよりよりの上だという意味での使い方もまま見られます。