コロナ禍以降仕事を休むことに対する事件の考え方は大きく転換していますが「休むわけにはいかない」という言葉も根強く残っています。
ビジネス用語の「休むわけにはいかない」はどんな意味がありどのように使う言葉なのでしょうか。
「休むわけにはいかない」とは?
「休むわけにはいかない」とは、「理由があって休めない」という意味で使われているビジネス表現です。
仕事を休むのは悪いことだ、というのはすでに過去の考えです。
コロナ禍で感染予防の重要性が周知された結果、体調不良の時は仕事を休むのも重要であるという考えが浸透しています。
休むのも大切なことだとはいえ仕事する上でどうしても休めない時もあります。
休んだら仕事がストップしてしまう、代わりになる人材がいないなど合理的な理由があって休めないことを表す言葉が「休むわけにはいかない」です。
仕事に対する責任感や意識の高さから休まず仕事をしなければならないという強い意志が生まれており、何としてでも仕事を全うするという責任感を強く表しています。
「休むわけにはいかない」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「休むわけにはいかない」というのは仕事に対する前向きさが凝縮された言葉ですが、体調管理の重要性が徹底された現代ビジネスにおいて必ずしもこのような考えが肯定されるとは限りません。
たとえ急に休んだとしても誰かが代わりに仕事できるように備えておくのが正しいビジネスのあり方である、というのが現代的な考え方です。
「休むわけにはいかない」という前向きな気持ちが評価される時代は終わりつつあることを知っておきましょう。
「休むわけにはいかない」を使った例文
・『明日は商談なので休むわけには行かない』
・『ワンオペなので休むわけにはいかない』
・『休むわけにはいかないが立ち上がることもできない』
「休むわけにはいかない」の類語や言いかえ
「休めない」も意味としては近いのですが自分の意思を示すニュアンスは少なめです。
「休んでいられない」や「寝ているわけにはいかない」だと気持ちの度合いが強まります。
まとめ
「休むわけにはいかない」は今でも使われている表現ですが考え方そのものは廃れつつあります。
必ずしも全肯定されるとは限らないことを理解しておきましょう。