この記事では「何かお困りのことなどございませんでしょうか」について意味や使い方を解説をします。
「何かお困りのことなどございませんでしょうか」とは?意味
不都合な事態ではないかと確かめる言葉です。
「何か」は、それがはっきりしない事柄を指します。
「何か音が聞こえる」「何か温かい飲み物が欲しい」のような形で用います。
「など」は婉曲にいう意で、「お茶などどうですか」のような使い方をするものです。
「ございません」は「ございます」と「ません」で構成されています。
「ございます」は「ある」の意の丁寧語、「ません」は丁寧な打消しの表現です。
「でしょうか」は「だろうか」を丁寧な形にしています。
「何かお困りのことなどございませんでしょうか」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は相手を気遣う意味で用います。
たとえば、お客さまが通販で商品を購入してくれたとします。
その商品はもう手元に届いているはずです。
もしかしたら、使っていて困ったことがあるかもしれません。
そういったことがあるなら手助けをしたいです。
そのようなときにこの言葉を伝えます。
敬意を表す表現をしているので、目上の人や取引先の人などに対して述べても失礼にはなりません。
また、お客さまに対しても用いても失礼にはなりません。
親戚・友人・家族など親しい人に対して用いると、よそよそしい感じがして違和感があります。
尋ねておきながら何も手助けをしないのは不親切です。
不都合な事態になっているなら、ふさわしい行動をとるように心がけます。
直接自分が何かをすることもあれば、間接的な方法もあります。
「何かお困りのことなどございませんでしょうか」を使った例文
・『先日購入された○○はお手元に届きましたか。何かお困りのことなどございませんでしょうか』
「何かお困りのことなどございませんでしょうか」の返答や返信例
まずは、気遣いを示してくれたことへお礼を伝えます。
困ったことがあるなら、それを伝えてください。
何かしら力になってくれるでしょう。
本当に困っているときは他人の力を借りてよいのです。
遠慮せずに困ったことを伝えてください。
今はそういった事態ではないときは、何もない意を伝えます。
どういった状況でこの言葉を用いているかにもよりますが、連絡をしないと「連絡もできない状況なのではないか」と心配させてしまいます。
ただし、企業から客へのメールの場合は、特別伝えたいことがなければ返答はしません。
まとめ
この言葉は、相手がどうなっているかを確かめるために用いるものです。
本当は困っているけれど、相手の方から伝えてこないだけかもしれません。
相手の方からは伝えにくいこともあるので、確認してみるとよいでしょう。