この記事では「何らかのご事情で遅れているようでしたら」について解説をします。
「何らかのご事情で遅れているようでしたら」とは?意味
何かあって遅くなっているならば、という意味です。
「何らか」には、何かという意味があります。
はっきりしない事柄を指して用いる言葉です。
「ご事情」は「事情」に「ご」をつけて、相手に敬意を表す形にしています。
「ご」は、他人の行為や持ち物などを表す語につけると、その人へ敬意を示す表現になります。
「よう」は推量・想像の意を表す語です。
「たら」は、実現していない事柄を仮に実現したと考えていう意を表します。
「何らかのご事情で遅れているようでしたら」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、相手の方で何かが滞っているときに用います。
たとえば、依頼した事柄の期限が過ぎているのに、何も連絡がないときです。
A社からB社に対して仕事の依頼をしました。
完了の期限を定めてあるのですが、その期限を過ぎてもB社からメールも電話もありません。
「何かあったのだろうか」「どうして遅れているのだろうか」とA社は気になりました。
そこで、何かあったのかを尋ねてみることにしました。
その際に用いる言葉です。
連絡をするようにという催促の意味もあります。
この後には「連絡をしてください」という意味の言葉が続きます。
「なぜ遅れているのですか」といった表現だと、聞き手を責めているような印象を与えてしまいます。
これでは聞き手を不快にさせてしまいます。
相手の方に非があるとしても、謙虚な姿勢でいることが大切です。
そのような態度でやり取りをすると、穏やかに物事を進められます。
「何らかのご事情で遅れているようでしたら」を使った例文
・『何らかのご事情で遅れているようでしたら、お電話をいただけると幸いです』
「何らかのご事情で遅れているようでしたら」の返答や返信例
この後には「連絡をするように」という意味の言葉が続くはずです。
連絡をするように求められているなら、電話やメールをしましょう。
こういった言葉が伝えられる事態になったのは、何か事情があるからのはずです。
その事情を説明するとともに、遅れていることへ謝罪をします。
説明よりも謝罪が先です。
謝罪をする前に遅れている理由を述べてしまうと、言い訳をしているように感じられてしまいます。
そして、頼まれている事柄をできるだけ速やかに終えるようにしましょう。
まとめ
この言葉は、頼んだ事柄などが遅れているときに用います。
催促の意味もある言葉です。
不都合な事態になっているかもしれませんが、相手を非難しないように伝えましょう。
謙虚な姿勢でいることが大切です。