曖昧な日本語があると、どう活用すべきか悩むものです。
「依ります」の正しい使い方を見ていきましょう。
「依ります」とは?
少々難しい「依ります」は「よります」と読みます。
あるルールやしきたりを出して、それに従う時に用いられています。
関係すること、起因することを伝える時の表現といえるでしょう。
「依ります」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「依ります」はある事柄を出して「こういった事例も考えられますが、現時点ではこのように考えています」とお伝えしたい時に用いられています。
変化が起きやすい現代において、刻一刻と状況は変わることが多いので、予防策として用いられることが多いです。
一方で「依ります」は文書に落とし込むと難しく聞こえてしまい、学術書の記載に見えてしまいます。
平仮名に直しておく、その他の言い回しも活用するなど、状況によっては引き算も考えていきましょう。
あまり難しい言葉を使い過ぎるより、分かりやすく伝わる日本語を選ぶ方が好感度が上がることも。
相手やシーンに応じて、ベストな表現を見つけていきましょう。
「依ります」を使った例文
・『今後の状況に依りますが、入学式は例年通り開催する予定です』
・『イベント会場に依りますが、現時点のプランをお伝えいたします』
「依ります」の類語や言い替え
似ている表現に「状況次第ですが」もあります。
会話文で用いられる気さくな言い回しで、その時の状況によってイベント形態や内容を変える時に使われています。
「状況次第ではございますが」とアレンジできます。
また言い替えの表現に「よりますが」や「によって変わることもございますが」があります。
「ご予約の人数によって変わることもございますが、おおよその見積りをお出しいたします」と用いられています。
まとめ
「依ります」を解説しました。
「依る」は関連する物事をつなげる働きがあります。
ある事柄によって、対応が変わる際に引用されています。
他の言い回しも学んで、敬語の達人を目指していきましょう。