正しい使い方が分かりにくい、ビジネス敬語もあるものです。
「信用問題」の正しい使い方と例文、似ている言葉を見ていきましょう。
「信用問題」とは?
この場合の「信用」とは、相手のことを信頼することをいいます。
過去の行動や実績から判断して、相手と契約をおこなうことを指します。
また「問題」はトラブル、批判などのネガティブな要素をあらわしています。
そのため「信用問題」で企業のイメージが落ちてしまうなど、会社のこれからに関わる問題を示しています。
メーカーやサービスの沽券にかかわる重要なこと、こうしたニュアンスが含まれています。
「信用問題」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
どんなに高い城を築いたとしても、その信用が崩れるのは、あっという間です。
「信用問題」はある不祥事や事件がきっかけとなって、これまで築いてきた信頼関係がなし崩しになることを指しています。
そのため「信用問題」を用いる時は不正行為がないように、グループ企業や取引先にはっぱをかける際に用いられています。
またグループ企業の足を引っ張らないよう、上司から部下へ叱咤激励する時に用いられています。
炎上が起きやすい世の中だからこそ、信用問題にまつわるやり取りは適切に用いていきましょう。
「信用問題」を使った例文
・『弊社の信用問題になりかねないので、適切なご対応をお願いいたします』
・『信用問題に関わることがないよう、セキュリティ対策は厳重にしてください』
「信用問題」の類語や言い替え
似ている言い方に「世間の風当たり」があります。
不祥事が起きると、一般の方からの目線も厳しいものになります。
「世間の風当たりが強い」はネガティブな言葉で、猛批判やクレームを受ける時に使われます。
言い替えに「ブランド力を守るため」や「企業の明るい成長のため」があります。
まとめ
「信用問題」を解説しました。
色々なビジネス敬語を勉強しておくと、ゆとりある社会人生活になっていきます。
明るい気持ちで敬語とお付き合いし、語彙力の向上に活かしていきましょう。