ここでは「候補がなくて誠に恐縮ですが」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「候補がなくて誠に恐縮ですが」とは?
「候補がなくて誠に恐縮ですが」は、このように使う相手が好む対象がなかったことを申し訳ないと表現しています。
例として、色以外は一緒のスペックの商品の販売において、「カラーは白、赤、黒のご用意がございます」とその相手に伝えて、そのどれが好みかと聞いた時に、黄色のものはないのかと言われたような場合に、「申し訳ありませんが、黄色のご用意はございません。
お好みの候補がなくて誠に恐縮ですが〜」のような使い方になります。
この後は、こちらから挙げた中から選んでもらえないかなどと続けてもよく、この時点では相手の好みに沿えなかったことを申し訳なく思って使っています。
口語、文章を問わず用いることができる表現で、BtoCで先のような使い方をされていることが多いです。
「候補がなくて誠に恐縮ですが」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「候補がなくて誠に恐縮ですがは、「候補」と表現できる選択を相手に提示した時に使う表現になります。
よって、「日程ですが、○月△日の14時、または16時が空いております」などと相手に伝え、そのどちらも都合が悪いという返答があったような際にも使うことができ、ビジネスシーンでもそのような場面でまま見聞きします。
語尾が「が」となっているため、前述のように挙げた中から何とか選んでもらえないか、もしくは新たな候補を挙げるなどと続けることができ、後者の場合、相手の好みにそのままは沿えないものの、これではどうかといった妥協案の提示になります。
無理にでも相手に合わせるといった時にはこの表現は向いていないため、そういう場合には使われません。
「候補がなくて誠に恐縮ですが」を使った例文
・『お好みの候補がなくて誠に恐縮ですが、こちらから提示できますのは先の通りです』
・『候補がなくて誠に恐縮ですが、○○でしたら何とかご用意することができます』
「候補がなくて誠に恐縮ですが」の類語や言い替え
・『候補にありませんようで大変恐縮ですが』
このように形を変えても同様の使い方ができます。
元の「候補がなくて誠に恐縮ですが」を丁寧にした表現になり、お客様になる相手の期待に応えられないといった場合のBtoC向けです。
まとめ
「候補がなくて誠に恐縮ですが」は、こちらが挙げた候補の中には満足のいくものがなかったと伝えられた時の返答に用いる表現です。
この後には何とかその中から選んでもらえるようにと続けたり、代替案を出すなどといった使い方になると考えていいでしょう。