「先日ご連絡いたしました件」はビジネスシーンで当たり前のように使われている表現です。
ジャンルや業種を問わず広く使われているビジネス用語ですが「先日ご連絡いたしました件」にはどんな意味がありどのように使う言葉なのでしょうか。
「先日ご連絡いたしました件」とは?
「先日ご連絡いたしました件」とは、「この前連絡した内容について」という意味で使われているビジネス表現です。
過去に相手とやり取りした内容を話題にする場合に使います。
「先日ご連絡いたしました件」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「先日」という表現はビジネスで頻繁に使われますが表しているのは比較的近い過去のあいまいな時間であり具体的にいつなのか明示していません。
そのため「先日ご連絡いたしました件」という表現が成立するのは先日がいつを指すのか共有できる相手に限られます。
それなりに近い過去に連絡を取ったことがありその内容を相手が覚えている場合にのみ使える表現なので、過去に連絡していても相手がそのことを覚えていなければ「先日ご連絡いたしました件」では意味が通じず再び説明する必要が生じます。
「先日ご連絡いたしました件」を使った例文
・『先日ご連絡いたしました件ですが見積もりが完成いたしましたのでメールにて送付いたします』
・『先日ご連絡いたしました件ですが具体的な内容をお話ししたいのでそちらにお伺いしてもよろしいでしょうか』
・『先日ご連絡いたしました件ですが動きがありましたのでご報告いたします』
「先日ご連絡いたしました件」の類語や言いかえ
「先日お伝えいたしました件」はほとんど同じ意味で使います。
「先日お知らせいたしました件」「先日お話しいたしました件」などもニュアンスは異なるものの同じような意味合いで使えます。
「先日ご報告いたしました件」は報告した内容に対してのみ使える言い方です。
まとめ
「先日ご連絡いたしました件」は過去の連絡事項を共有できている場合にのみ使える表現です。
付き合いがある取引先や事情を知っている上司など限られた相手にしか使えない言い方なので、事情をよく知らない人に使わないよう注意してください。
