「公私共に」の敬語とは?
この言葉を使う場合のビジネス敬語や言い換えなどについて徹底解釈します。
「公私共に」の意味
これは、仕事でもプライベートでもという意味で使用される言葉です。
「公私」は「仕事とプライベート」を示します。
ここでの「公」は「おおやけ」のことであり、仕事などを示しているのです。
また、「私」は「わたくしごと」を示しており、個人的な内容やプライベートな事柄を言い表しています。
さらに「共に」は「両方」を意味します。
「共に」とすることで、二つの事物の両方が対象であることを表現できるのです。
これらのことから、「公私共に」が、仕事でもプライベートでもという意味で使用される言葉であると分かるのです。
「公私共に」の敬語での使い方や表現方法
この言葉を単独で敬語にはできません。
これを敬語にする場合は、「公私共にお世話になっています」のように、組み合わせる言葉で工夫するべきなのです。
なお、ここでは丁寧語の「ます」を組み合わせた敬語表現になっているのです。
たとえば、部長と懇意にしていたとします。
仕事でも信頼しており、休日は一緒に遊ぶこともあったのです。
このような場面で、「部長には公私共にお世話になっています」と言うとよいでしょう。
これによって、仕事でもプライベートでも世話になっている様子を、上手に表現できるのです。
また、これを別な表現にする事もできます。
たとえば「公私共にお世話になっております」とすれば謙譲語になります。
また、「公私共に」を「仕事でもプライベートでも」と言い換える方法もあるのです。
このように、「公私共に」という言葉を使って、色々な表現を生み出せることが分かります。
同じような意味でも、それぞれ印象の違う表現に置き換えて使用できるのです。
実際の状況に応じて、適した表現を選択するとよいでしょう。
「公私共に」の言い換えや使用例
・『公私共にお世話になっています』
・『公私共に良くしてもらっております』
・『仕事でもプライベートでも懇意にしています』
ここでは使用例をいくつか挙げています。
例文のように、前段の内容に応じた言葉を、続けて述べるとよいでしょう。
また、「公私共に」を少し変化させれば、それぞれ違う印象の表現として活用できるのです。
まとめ
このように、仕事でもプライベートでもという意味で、この言葉を使用できると分かります。
ビジネスでも使える言葉になっていますので、しっかりおぼえて活用するとよいでしょう。