この仕事をしていて「心底良かった」と思えるタイミングもあるものです。
「冥利に尽きる」の正しい使い方と類似表現を学んでいきましょう。
「冥利に尽きる」とは?
この場合の「冥利」とは幸せ、恩恵をあらわします。
意識していなくても、自然と得られる幸福をあらわします。
また「尽きる」で上限までその状態が達すること、いい状態になることをいいます。
そのため「冥利に尽きる」でその仕事に就いていたことで受けられる、ありがたい思いを表現しています。
この職業に就いていることを、幸せに思う気持ちを表現しています。
「冥利に尽きる」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
マイナスの出来事も多いですが、どの仕事にも「この道を選んでいて良かった」という瞬間はあるものです。
「冥利に尽きる」はこの上ない幸せを感じた時に使われています。
投げ出さずこの道を進んでいて良かった、そう思った時に取り入れてみましょう。
また「冥利に尽きる」は「〇〇冥利に尽きる」と職業や業務をその前につけるほか、「〇〇として冥利につきる」と自分の役職を入れて使います。
どの分野においてそう思うのか、冒頭に言葉をそえて明るく用いていきましょう。
「冥利に尽きる」を使った例文
・『温かいお言葉、ありがとうございます。部長として冥利に尽きます』
・『お客様に支えられて、現在があります。商い冥利に尽きます』
「冥利に尽きる」の類語や言い替え
似ている言葉に「商い冥利」や「商売冥利」があります。
商売が栄えていることを述べる言い回しです。
「商い冥利に尽きる」という言い方もします。
言い替えに「支えてくれた皆様のおかげで」や「この上ない幸せを感じております」や「感謝の思いでいっぱいです」が挙げられます。
周囲の方に対するお礼の気持ちを添えて、前向きに使っていきましょう。
まとめ
「冥利に尽きる」を解説しました。
気になる表現を正確に学んで、ビジネス敬語の達人を目指していきましょう。