「別の件ですが」は複数の仕事を同時に抱えてこなす時によく用いられる表現です。
日常生活でも同じような表現を使いますが、ビジネス用語の「別の件ですが」はどんな意味がありどのように使う言葉なのでしょうか。
「別の件ですが」とは?
「別の件ですが」とは、「今取り扱っている事柄とは違う他の事柄ですが」という意味で使われているビジネス表現です。
現在話題としている事柄から別の事柄に話題を移す時に使います。
今現在取り扱っている話題をいったん打ち切りそこから別の事柄へと話題をスムーズに移行させます。
「件」はビジネスでよく登場する言葉で、仕事として取り扱っている対象全体をあいまいに表す言い方です。
はっきりとした形で事柄を示すわけではなく事柄全体のおおよそを示す意味で使われます。
「別の件ですが」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
全く関係ない話題に変わる場合もありますが、前の件に関連する別の話題を取り上げることもあります。
「別の件ですが」には内容的な距離の要素が含まれていないため、前と後で話題がどの程度離れているのかはっきりしません。
話題を切り替えるにしても関連性があるのとないのでは全く意味合いが異なるので、話題の距離感が相手にうまく伝わるように使う必要があります。
「別の件ですが」を使った例文
・『別の件ですが似たような状況が発生しているのでこちらも早急な対応が必要です』
・『別の件ですがよく似たプロジェクトなので見積もりの参考になるのではないでしょうか』
・『先程説明したのとは別の件ですがこちらも同じような方針で進めていこうと考えています』
「別の件ですが」の類語や言いかえ
「別の用件ですが」「別の案件ですが」「別の話ですが」「別件ですが」などはほとんど同じ意味で使えます。
「他の件ですが」「違う件ですが」「異なる件ですが」などは違いを強調した言い方です。
まとめ
「別の件ですが」は話題を切り替える時に使われる定番フレーズです。
ビジネスの世界では当たり前のように使われている表現なので覚えておきましょう。
