「力及ばずながら」とは?
ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈していきます。
「力及ばずながら」とは?
「力及ばずながら」とは、ビジネス上で使う会話やメールなどにおいて「力不足であることは認識しておりますが」または「まだまだ未熟であることは理解していますが」などという意味合いで使われている表現です。
ビジネスを進めていく上で自身や自社などにおける能力不足や経験が足りない旨などを承知していることについて言及することができる文言で、「僭越ながら」ないし「微力ではございますが」などという語句と置き換えることができる言い回しです。
「力及ばずながら」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「力及ばずながら」とは、「現時点においてはまだまだ精進が必要であるとは存じておりますが」あるいは「知見や見識などが足りないことについては重々承知しておりますが」などという意味合いで使われている文言です。
ビジネスを進めていく上では業務関係者や事業協力者などとの細やかな連携が大切になりますが、自らや自身が所属している会社などの力量や技能などを謙遜して表現する際に用いられており、自分の不足している箇所は理解しつつも、同時に前向きな姿勢ややる気などについても触れておかなければならないでしょう。
「力及ばずながら」を使った例文
・『御社主導で進めております本プロジェクトにつきましては、力及ばずながら弊社も尽力させていただければうれしいです』
・『力及ばずながら弊社をお役に立てていただけますと幸甚でございます』
「力及ばずながら」の類語や言い替え
・『こちらの力不足は承知しておりますが』
・『ほんのわずかな力で恐縮ではございますが』
・『実際にお役に立てるかどうか分かりませんが』
まとめ
「力及ばずながら」とは、ビジネスの場において「より一層の努力が必要であることは理解していますが」などという意味合いで使われている表現です。
このフレーズを使用する際にはもっている意味やニュアンスなどをしっかりと把握した上で、その時の場面や状況などに応じて適材適所で使いこなしましょう。
