目上の方に「教えてください」と伝えたい時の、敬語に迷うことがあります。
「勉強不足で恐縮ですがご教授」の正しい使い方を見ていきましょう。
「勉強不足で恐縮ですがご教授」とは?
この場合の「勉強不足で」とは、ある分野について考え方や知識が浅いことをいいます。
実際には深く勉強していても「まだまだ未熟者なので」と謙遜して使われています。
また「恐縮ですが」は偉い方に対する、ひれ伏した気持ちをあらわします。
「ご教授」は学術的なこと、専門性なことを偉い方から教えてもらう時の用語になります。
そのため「勉強不足で恐縮ですがご教授」で「付け焼刃のように、浅い知識でごめんなさい。
恐れ入りますが、こちらの点について教えていただけますか」というニュアンスがあります。
「勉強不足で恐縮ですがご教授」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
偉い方に初歩的な質問をする時は、仕事とはいえ緊張するものです。
「勉強不足で恐縮ですがご教授」は目上の方に専門的な知識を尋ねる時のフレーズです。
素直で明るい言い回しですが「勉強不足で恐縮ですが」は取り外しても、意味が通じることも。
場面に応じてシンプルな言い方に整えていきましょう。
「勉強不足で恐縮ですがご教授」を使った例文
・『勉強不足で恐縮ですが、ご教授いただけますと幸いです』
・『勉強不足で恐縮ですが、ご教授いただけますでしょうか』
「勉強不足で恐縮ですがご教授」の類語や言い替え
似ている言葉に「勉強不足で恐縮ですがご教示」も挙げられます。
「ご教授」と「ご教示」は似ていますが、より専門性の高いことを質問する時は「ご教授」、一般的なことを尋ねる場合は「ご教示」が選ばれています。
「勉強不足で恐縮ですが、ソフトの使い方についてご教示いただけますか」と使います。
言い替えに「お忙しいところ恐れ入りますが、ご教授いただけますでしょうか」が挙げられます。
まとめ
「勉強不足で恐縮ですがご教授」を解説しました。
曖昧なビジネス敬語をひとつずつ学んで、語彙力の向上に役立てていきましょう。