「十二分に」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「十二分に」とは? ビジネス用語

ここでは「十二分に」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。

「十二分に」とは?

「十二分に」は、ありあまるほど、という意味になります。

「その商品の在庫なら十二分にあります」といったように用いる表現で、この場合、その商品であれば在庫はありあまっていますと言っています。

本来「十分(じゅうぶ)」で十割、つまり100%となっている状態を表現することになりますが、それを超えているという意味になり、それだけ十分(じゅうぶん)に何かがあるという意味で使われています。

「十二分にあるくらいでないと心許ない」と用いると、いくらでもあるほどいいという意味で使うことができます。


「十二分に」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

この「十二分に」は、何かの数や量がそれだけあるという使い方になりますが、そういったものではなく、「気合だけは十二分に入っています」といったような使い方をすることがあります。

この時には、それだけ気合が入っているという用い方になり、「パワーだけは十二分にあるのですが、ハンドリングに問題を抱えています」などと、同様にそれだけはあまるほどあるという意味でいろいろな使い方ができる表現です。

この「十二分(じゅうにぶん)」でそういった表現になるので、「十一分」のように使うことはありません。


「十二分に」を使った例文

・『数は十二分にあるのですが、人手不足により発送作業が滞っている状況です』
・『いくらあっても構わないので、十二分に確保しておいて欲しい』

「十二分に」の類語や言い替え

・『潤沢に』
この表現も同じように、何かがあまるほどあるという状況を表すために用います。

「在庫なら潤沢に用意があります」などと同様に使うことができ、それほど何かがあるという場合にはこちらを用いても同じです。

ただし、「十二分に」を気合やパワーといった対象に対して使っている例を挙げましたが、そういった用い方には向いていません。

まとめ

「十二分に」は、ありあまるほど何かがある、それだけの様子だといった用い方をするための表現です。

数や量といった目に見えるものだけでなく、気合といったような対象に用いてもよく、ありあまっているといった意味でいろいろな使い方ができます。

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