会議の中などで他者に対して「参考にしていただけると幸いです」とのフレーズを耳にすることがあります。
これにより正しい行動に誘導できるので非常に重要ですが、どのように使うべきなのかなどについて詳しく見ていきましょう。
「参考にしていただけると幸いです」とは?
資料や見本を用意して提供をした上で、それを参考に考えたり行動をして貰えたら嬉しいことについて、相手に伝える表現です。
「参考にしていただけると幸いです」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
業務を進めていく上では、常に関わっている人物を正しい方向へ導く必要があります。
間違った方に向かわないように、参考になる物を見せた上で、「参考にしていただけると幸いです」を用いることが必要です。
参考になる物の種類としては、仕事を進めるための資料や、顧客が書類を書くための見本などがあります。
これは必ず相手にとって参考にできやすい内容を備えている必要があり、まったく参考にならないような代物を相手に提供しないよう注意が必要です。
目上に対して使っても良い表現とされていますが、謙譲語や尊敬語などを使った形に言い換えなければいけない場面もあるかも知れません。
「参考にしていただけると幸いです」を使った例文
・『資料の方をご用意しておりますので、参考にしていただけると幸いです』
・『見本がございますので、ご製作の参考にしていただけると幸いです』
「参考にしていただけると幸いです」の類語や言い替え
「参考にしていただきたく存じます」は、思うの謙譲語となる「存じる」を使った、目上に用いるに相応しい表現です。
「ご参考になさっていただけると幸いです」は、するの尊敬語である「なさる」を用いた形であり、これも目上には適切と言えます。
「ご参考になさってください」の場合は、尊敬語「ご」を用いて、短く丁寧にまとめた言い方です。
また参考の部分については、照らし合わせて参考にする意味の「参照」に言い換えることもできます。
まとめ
資料などを提供した上で正しい方向に導くために、「参考にしていただけると幸いです」を使うのでした。
必ず相手が参考にできやすいものを、準備しておくことが重要です。
より一層敬意を表す形に言い換える場合には、「存じる」「なさる」を使うなどで、文章を構築してみると良いでしょう。