新しい報告をおこなう際の、言葉のチョイスに悩むことがあります。
「取り組みとして」の正しい使い方を見ていきましょう。
「取り組みとして」とは?
「取り組み」とは、ある問題に対する対応や手法をあらわします。
「として」は「〜の件は」と同じ意味合いがあります。
ひとつの事業に対して、周りの人に説明したい時に用いられています。
「取り組みとして」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
会社単位や部署単位で実施していることを伝えるのが「取り組みとして」という表現です。
例えば「プラスチックごみ削減の取り組みとして」や「残業を無くす取り組みとして」のように、社会的な問題に向き合っている時に使われています。
1日だけなど期間限定で実施することというより、継続して向き合っていることを示すので注意しておきましょう。
また個人でおこなっていること、ルーティーン化していることには使われないので、シーンに気を付けておきたいです。
「取り組みとして」を使った例文
・『地産地消の取り組みとして、地元野菜をメニューに取り入れております』
・『弊社のSDGsの取り組みを、ご紹介させていただきます』
「取り組みとして」の類語や言い替え
同じような表現に「取り組んでまいります」が挙げられます。
決意をあらわすフレーズで、会社としてのスローガンを語る時、あるいは個人的な目標について話す時に用いられています。
ある目的に向かって走っていることを伝える、明るいフレーズなので覚えておきましょう。
「社員一丸となって取り組んでまいります」や「過去の反省を生かして、全力で取り組んでまいります」と使います。
このほか言い替えの表現に「一環として」や「新規事業として」や「新規プロジェクトとして」が挙げられます。
「一環として」は「ある問題のひとつ」という意味があり、繋がりを意味しています。
「社会福祉の一環として」や「新規事業の一環として」など、応用をきかせやすい表現なので覚えておきましょう。
まとめ
「取り組みとして」の正しい使い方を学びました。
多くの表現を知っておくと、人前に出た時に堂々としていられます。
自分に自信をつけるために、敬語を学んでいきましょう。