この記事では、ビジネスシーンでよく使われるフレーズの「可能でございます」について、その意味や使い方や敬語表現を徹底解説します。
「可能でございます」とは?
「可能でございます」のフレーズにおける「可能」は「できる見込みがあること、ありうること」を意味する言葉です。
また、次の「ございます」は「ある」の謙譲語Ⅱ(丁重語)の「ござる」に、丁寧語の「ます」が付けられた表現で、「あります」のより丁寧な表現です。
したがって「可能でございます」のフレーズは、「できる見込みがある」との意味の敬語表現となります。
「可能でございます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「可能でございます」における「可能」は、辞書には「できる見込みがある」と記載されていますが、このフレーズでは、どちらかと言うと「できる」と、もう少し断定的なニュアンスで使われています。
また、このフレーズは、相手の方が「〜は可能でしょうか」や「〜できますか」と尋ねられた際に、「〜できます」との返答として使われるフレーズです。
「〜は可能でしょうか」と尋ねられた際に、この「可能でございます」と返答すると、何となくオーム返しの返答だと思われたり、少し上から目線だと感じる方もおられます。
こうした点が気になる場合は「問題ございません」や「差し支えございません」の言い換え表現を使うと良いでしょう。
「可能でございます」を使った例文
・『1週間以内なら、返品は可能でございます』
・『宅配便で地方発送も可能でございます』
「可能でございます」の類語や言い換え
「可能でございます」は、「対応可能でございます」や、先に記した「問題ございません」や「差し支えございません」と言い換えることが出来ます。
また、この「可能でございます」の言い換えとして「大丈夫です」や「大丈夫でございます」との表現が使われることもありますが、この表現はバイト言葉のニュアンスが感じられる表現で、ビジネスにおいては余り使われません。
まとめ
「可能でございます」のフレーズは、文字通りの意味としては「できる見込みがある」との敬語表現ですが、一般的にはもう少し断定的な「できます」とのニュアンスで使われます。