ここでは「右肩上がり」という言葉の意味や使い方を詳しく見ていきます。
「右肩上がり」とは?意味
「右肩上がり」は、順調に数字が上がっている様子を表す言葉です。
先に進むに連れてそれが大きくなっていくという意味になり、ビジネスの世界で何かの成果や成長率などを対象によく用いられ、それを折れ線グラフや棒グラフで表す際に、結果が右上へと上がっていく様子からの表現です。
ただし、その度合いは様々なので、数字こと落ちていないものの、10だったものが11、12という地道な伸びに対して使われることもあれば、10から15、20などという驚異的な伸びと言える場合にも使える表現のため、この言葉だけでどれくらいの比率で伸びているのか判断することはできません。
そのため、それを合わせて使われることも多く、そちらからどれくらいの“右肩上がり具合”なのかが分かります。
「右肩上がり」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「右肩上がり」は、ビジネスの世界で度々用いられる表現で、製品やサービスの売れ行きや企業としての成長率、株価などがその対象になることが多いですが、学校の成績などにも使うこともでき、口語、文章を問わない表現です。
先のように、その度合いは様々ながら、「右肩上がり」と表現されていれば、少なくとも下がってはいない、悪くはなっていないことが分かります。
注意点として、最終的には上がっていても、途中で下がったことがある場合にはこの表現は用いません。
例えば、10から11に上がったものの、この次で9に落ち、また12まで回復、現時点で13といった具合では「右肩上がり」とは表現しません。
「右肩上がり」を使った例文
・『あの企業は業績が右肩上がりだと評判だ』
・『3年間で売り上げが3倍になるほどの右肩上がりだと聞いている』
「右肩上がり」の類語
・「上昇カーブを描いている」
意味としてはほとんど一緒で、何かの数字がどんどんと上昇していることの表現です。
こちらの方が急激に伸びているといったニュアンスが強いので、そのような場合には「右肩上がり」と使うより向いています。
・「上昇基調」
主に金融の世界で、投資対象になる何かのレートや株価などが下がらずに上がり続けている様子に対して使われる言葉です。
ビジネスでも金銭に関わる部分で「右肩上がり」の代わりに用いられる場面があります。
まとめ
「右肩上がり」は、数字や成果が下がることがなく上昇し続けている様子に対して使われる言葉です。
ビジネスで多用される表現ですが、成績などにも使うことができるので、その様子に合う色々な場面で広く用いられています。