この記事では「合っていると存じますので」について解説をします。
「合っていると存じますので」とは?意味
条件や事情にピッタリとあてはまると思う、基準と一致していると思う、食い違いはないと思う、という意味です。
「合っ」は「合う」のことです。
「合う」には、条件や事情にピッタリとあてはまる、基準と一致する、食い違いがないという意味があります。
「存じ」は「存ずる」のことで、「思う」「考える」の意の謙譲語です。
「ます」は敬意を表します。
「ので」は、この後に続く事柄の原因や理由などを表します。
「雨が降っているので外出は控える」のような使い方をします。
「合っていると存じますので」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「合う」をどのような意味で使っているかによって、この言葉はいくつかの場面で使用することができます。
商品パッケージの配色についてで説明をします。
ある商品のパッケージのデザインを依頼しました。
今は色の組み合わせを決める段階で、緑と黄色の組み合わせのデザイン案が提出されました。
依頼をした側は、この配色が商品にピッタリだと思っています。
それを「色は合っていると存じますので」のような形で伝えます。
今度は注文した品物についてで説明をします。
A社がB社に商品の注文をしました。
注文した品物についてB社の方から「これで間違いないですか」と尋ねられました。
内容を確認して、間違いはないとA社の担当者は思いました。
その際にもこのような言葉を使用できます。
しかし、「存じます」は「思います」という意味で、合っているのかはっきりしません。
間違いがないならば、「合っています」「間違いはございません」とはっきりと伝えましょう。
「合っていると存じますので」を使った例文
・『合っていると存じますので、その形でお願いします』
「合っていると存じますので」の返答や返信例
どのような意味で「合う」を使っているかや、この後に続く言葉によって、返す言葉が変わります。
内容の確認をお願いしてこの言葉が返ってきたなら、その内容で問題がないという意味です。
この後に「作業を続けてください」と続くならば、作業をそのまま進めていきましょう。
デザインを提示してこの言葉が返ってきたなら、そのデザインでよいという意味です。
提出したデザインが採用されることになるでしょう。
まとめ
この言葉は、条件や事情にピッタリとあてはまる、食い違いはないといった場面で用います。
「合う」にはいくつかの意味があり、どういった意味で使っているかによって、この言葉はいくつかの場面で使用できます。
場合によっては「存じます」は適切ではないので、言い切るようにしましょう。