目上の方に、ひと言お伝えしたい時があります。
「変わらぬご指導のほど」の正しい使い方を見ていきましょう。
「変わらぬご指導のほど」とは?
この場合の「ご指導」は、相手に対するリスペクトの気持ちを表現しています。
「未熟者ですので、これからも色々とご指導ください」という意図が含まれています。
「変わらぬ」は「変わらないこと、継続して続く様子」をあらわしています。
「変わらぬご指導のほど」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
こちらのフレーズは、結婚式やビジネスの場で用いられる表現です。
新郎新婦の方が「会場にお越しの皆様へ」と題して、お礼の気持ちを伝える時に引用されています。
また転勤の辞令が出て、今の職場の上司や先輩にお礼を言いたい時に使用できます。
ライフスタイルや働く場が変わっても、変わらないお付き合いをお願いしますというニュアンスがあるので、何らかの変化があった時に使われています。
一方で日常業務のお礼に「変わらぬご指導のほど」とすると、少々大げさに聞こえてしまいます。
コピペで書き写した文と思われないよう、その場にあった言い回しを考えていきましょう。
「変わらぬご指導のほど」を使った例文
・『ご来場の皆様、今後も変わらぬご指導のほどお願い申し上げます』
・『今後とも変わらぬご指導のほど、よろしくお願いいたします』
「変わらぬご指導のほど」の類語や言い替え
同じような表現に「変わらぬお付き合いのほど」も挙げられます。
ビジネスメールの最後に使われる付け足しの文章で、ビジネスの継続を遠回しにお願いする言い方です。
「今後とも変わらぬお付き合いのほど、よろしくお願いいたします」とします。
「今後とも変わらぬご支援のほど」や「変わらぬご愛顧のほど」も、よく使われる言い方なので覚えておきましょう。
また言い替えの表現として「ご指導ご鞭撻のほど」があります。
自身の上司に対してお礼を伝える言い方で「今後とも変わらぬご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします」と使っていきます。
取引先の方には「変わらぬご厚誼のほど」も適しているので覚えておきましょう。
まとめ
「変わらぬご指導のほど」の正しい使い方を学びました。
適切な表現を学んで、敬語力を上げていきましょう。