この記事では、ビジネスシーンでよく使われるフレーズの「夏本番となりました」について、その意味や使い方や敬語表現を徹底解説します。
「夏本番となりました」とは?
「夏本番となりました」のフレーズにおける「本番」は「本格的にその時期になること」や「最盛期であること」を意味する言葉です。
また、「なりました」は「なる」に丁寧語「ます」の過去形の「ました」が付けられた表現です。
したがって「夏本番となりました」のフレーズは「本格的な夏になった」や「夏の最盛期になった」との意味の丁寧な表現となります。
「夏本番となりました」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「夏本番となりました」のフレーズの意味は、先に記した通りですが、実際にはいつ頃を指す言葉なのでしょうか。
暦上の夏は、5月6日頃の立夏から立秋の前日である8月7日頃までです。
しかし、実際の時候としては、梅雨が明けて熱い空気の太平洋高気圧に覆われると、一気に気温が上昇し始めます。
そして、セミも鳴き始めます。
この梅雨明けは平年は7月20日頃です。
したがって、「夏本番」は実際の時候を反映した7月20日頃の梅雨明けから、立秋の前日の8月7日までを指すのが一般的と言えます。
この時期は、まさに暑中見舞いを出す時候だとも言えます。
したがって、この「夏本番となりました」のフレーズは、「暑中お見舞い申し上げます」の次に記される時候の挨拶で、「夏本番となりましたが、お元気にお過ごしでしょうか」等と使われます。
実際には、残暑も非常に厳しく最高気温が35℃を越える猛暑日もまだまだあります。
しかし、残暑見舞いは立秋から8月末頃までに出されるもので、すでに暦上は秋なので、「夏本番となりました」のフレーズは適切ではなく、使われることはありません。
「夏本番となりました」を使った例文
・『夏本番となりましたが、皆様お元気にお過ごしでしょうか』
・『夏本番となりましたが、いかがお過ごしでしょうか』
「夏本番となりました」の類語や言い換え
「夏本番」の類語としては「盛夏」や「真夏」や「夏真っ盛り」や「猛暑の季節」等が挙げられます。
したがって「夏本番となりました」のフレーズは
「盛夏となりました」や「真夏となりました」や「夏真っ盛りとなりました」や「猛暑の季節となりました」等と言い換えることが出来ます。
まとめ
「夏本番となりました」のフレーズは「本格的な夏になった」や「夏の最盛期になった」との意味の丁寧な表現です。
「夏本番」は7月20日頃の梅雨明けから、立秋前日の8月7日頃の盛夏を指します。
この「夏本番となりました」のフレーズは暑中見舞いの時候の挨拶でよく使われる表現です。