ビジネスメールや会話では、敬語やビジネス用語が頻繁に使用されます。
その中でも、「多々ありました」という表現はよく見かけるでしょう。
しかし、この表現の正確な意味や使い方を理解している人は少ないかもしれません。
ここでは、「多々ありました」という表現の意味、ビジネスでの使い方、そして類語について詳しく解説します。
「多々ありました」とは?
「多々ありました」は、「多々」に「あります」の過去形「ありました」が付いた形です。
「多々」は「たた」と読み、「数が極めて多い様子」あるいは「とてもたくさん」という意味です。
「ございます」は「ある」の丁寧表現で、「あります」よりも強めの丁寧表現になっています。
したがって、「多々ありました」全体として、「大変たくさんありました」という意味になります。
「多々ありました」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「多々ありました」は、ビジネスメールや会話で、何かを数え上げる際に使用されます。
例えば、会議で発生した問題点を数え上げる際や、プロジェクトで達成した成果を報告する際などです。
ただし、「多々ありました」は非常に丁寧な表現なので、相手が上司やクライアントなど、敬意を示すべき相手である場合に限り使用します。
また、「多々ありました」は過去形なので、過去の出来事について述べる際に使います。
現在形では「多々あります」となります。
「多々ありました」を使った例文
・『昨日の会議で取り上げられた問題点は、多々ありました』
・『このプロジェクトで達成した成果は、多々ありました』
・『ご指摘いただいた点は、確認したところ多々ありました』
「多々ありました」の類語や言い替え
「多々ありました」の類語や言い替えとしては、「たくさんありました」「数多くありました」「沢山ありました」などが考えられます。
ただし、これらの表現は「多々ありました」ほど丁寧ではないので、使用する際は相手や状況を考慮する必要があります。
まとめ
「多々ありました」という表現は、ビジネスメールや会話で頻繁に使用される敬語です。
この表現を正しく理解し、適切な状況で使用することで、より丁寧なコミュニケーションが可能になります。
ただし、「多々ありました」は非常に丁寧な表現なので、相手が自分より立場が上の人に対して使用することが適切であることを忘れないようにしましょう。
