「大変光栄に存じますが」とは?
ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈していきます。
「大変光栄に存じますが」とは?
「大変光栄に存じますが」とは、ビジネス上で使う会話やメールなどにおいて「過分とも言えるお褒めをいただきましたが」または「身に余るような高い評価を与えていただきましたものの」などという意味合いで使われている表現です。
元々は別の企業や組織などと共同して同じプロジェクトや任務などに取り組んでいく場合には、それぞれの持ち場について与えられた役目などをこなしていきますが、それらのやり取りの中で関係者から自身の行いや姿勢などを認めてもらったにもかかわらず、それ以上期待に応えることができないような場合などに使用されています。
「大変光栄に存じますが」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「大変光栄に存じますが」とは、「非常にありがたいお申し出ではございますが」あるいは「とてもうれしく存じてはおりますが」などという意味合いで使われている言い回しです。
ビジネス上で関連している取引先や顧客、ないし自分が属している組織の上司や取締役などから自身の仕事ぶりや対応方法などについて一定の評価を与えてもらったものの、それらに反するような応答をしなければならなかったり、自分には相応しくないほどの賞賛に対して遠慮する気持ちなどを示したい場合などに用いられている文言で、併せて辞意を表明する分かりやすい理由やその時点における背景などについても丁寧に述べておく必要があります。
「大変光栄に存じますが」を使った例文
・『本プロジェクトにおける運営につきまして、御社よりお褒めのお言葉を頂戴いたしまして大変光栄に存じますが、引き続き精進してまいる所存でございます』
・『弊社から提出させていただきましたイベント開催における企画書については、高い評価を与えてくださり大変光栄に存じますが、一部内容を修正する必要がございますので、もうしばらくお待ちいただけますようお願い申し上げます』
「大変光栄に存じますが」の類語や言い替え
・『大変うれしい評価ではございますが』
・『勿体ないほどのお褒めのお言葉を頂戴しまして』
・『身に余ることであるとは存じておりますが』
まとめ
「大変光栄に存じますが」とは、ビジネスシーンにおいて「とても名誉に感じてはおりますが」などという意味合いで使われている表現です。
このフレーズを使用する際にはもっている意味やニュアンスなどをしっかりと理解した上で、その時の場面や状況などに応じてそつのないように使いこなしましょう。
