ここでは「失念してしまいました」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「失念してしまいました」とは?
「失念してしまいました」は、何かを忘れてしまいましたという意味で使われています。
「少し前まで覚えていましたが、失念してしまいました」と使った時には、少し前までは覚えていたが、忘れてしまったと言っており、「その部分に関しては失念してしまいました」のように用いると、それに関しては忘れてしまったという使い方になります。
何かをするのをそうしてしまったと用いることもでき、「連絡しなくてはいけませんでしたが、つい失念してしまいました」とした時には、連絡する予定をつい忘れてしまったと用いています。
「失念してしまいました」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「失念してしまいました」は、ただ忘れてしまったというだけでなく、うっかり忘れてしまったというニュアンスになることがあります。
先の連絡に対して使った場合がその例になり、それをするのをうっかりして忘れてしまったと言っていると解釈される用い方です。
そのような何かの予定に対して使う時にはそれをうっかりと、といったニュアンスになると考えてよく、「相手のお名前を失念してしまいました」などと使う場合にはそうとはなりません。
さすがにそれをうっかり忘れてしまったと解釈しては、その相手に対して失礼です。
「失念してしまいました」を使った例文
・『○時までに発送しなくてはいけなかったのですが、つい失念してしまいました』
・『電話番号はメモをとってありますが、住所は失念してしまいました』
「失念してしまいました」の類語や言い替え
・『忘失してしまいました』
この「忘失」としても同様に、何かを忘れたという意味になります。
ですが、何かを持ってくるのを忘れたという用い方に向いているため、「必要になる書類を一部失念してしまいました」のような使い方をすることが多く、覚えていたことや連絡する予定などを対象にして用いる時には「失念」と使う方が適していることがほとんどです。
まとめ
「失念してしまいました」は、何かを忘れてしまったという意味になる表現です。
予定していたことを対象に使う時にはうっかりとして、というニュアンスになり、主として覚えていたことやそのようなこれからの予定をそうしてしまったと用いられています。
