この記事では、ビジネスシーンでよく使われるフレーズの「存じ上げておりませんでした」について、その意味や使い方や言い換え表現などを徹底解説します。
「存じ上げておりませんでした」とは?
「存じ上げておりませんでした」のフレーズにおける「存じ上げる」は、「知っている」ことを意味する謙譲語表現です。
次の「おりません」は「いる」の丁重語の「おる」に、丁寧語の「ます」の否定形が付けられたものです。
そして最後の「でした」は、丁寧語の「です」の過去形です。
したがって、「存じ上げておりませんでした」のフレーズは「知りませんでした」の非常に丁寧な敬語表現となります。
「存じ上げておりませんでした」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「存じ上げておりませんでした」のフレーズは、「知りませんでした」の非常に丁寧な敬語表現なので、目上の方との会話やメールで、色々と使うことができるものです。
例えば、取引先と業界動向について会話している際に、目上の人からの話しの内容を知らなかった場合に、「その件については、存じ上げておりませんでした」等と使われます。
このフレーズは、冗長的で非常に丁重な表現なので、日常的には余り使われない表現と言えます。
目上の方であっても、社内の普段から接している上司等に使うには少し仰々しい表現と言え、こうした場合は「存じていませんでした」との敬語表現を使うのが良いでしょう。
「存じ上げておりませんでした」を使った例文
・『不勉強で存じ上げておりませんでした』
・『その件については、全く存じ上げておりませんでした』
「存じ上げておりませんでした」の類語や言い換え
「存じ上げておりませんでした」のフレーズは、少し簡便な敬語表現の「存じておりませんでした」や「存じていませんでした」と言い換えることができます。
まとめ
「存じ上げておりませんでした」のフレーズは「知りませんでした」の非常に丁寧な敬語表現です。