仕事ができているかを問うフレーズには、「完了されましたでしょうか」があります。
業務中にも使われますが、違和感のある表現だと言われることもあるようです。
使い方や注意点などを確かめてみてください。
「完了されましたでしょうか」とは?
何かの作業や準備が整っているかどうか、相手に尋ねる目的で使われる敬意を込めている表現です。
「完了されましたでしょうか」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
誰かに執筆や製作や修理などの作業をお願いしたり、準備をするよう促す場面があります。
その時にその作業や準備が完了したかを尋ねるにあたり、「完了されましたでしょうか」を用いることが適切です。
これは丁寧な言い方であり、相手に対する敬意も伝えることができるでしょう。
用いる場合は具体的に「執筆作業は」のように、何が完了したのかを伝える必要があります。
気になるのは、この表現は二重敬語ではないかと思わてしまいがちなことです。
しかし文法的には間違ったところはなく、二重敬語ではありません。
ただしよく違和感を感じられると言われることも事実なので、使わないで言い替えるほうが無難かも知れません。
「完了されましたでしょうか」を使った例文
・『締め切りが迫っておりますが、執筆のほうは完了されましたでしょうか』
・『旅行のご準備はもう完了されましたでしょうか』
「完了されましたでしょうか」の類語や言い替え
「完了できているでしょうか」は、作業などが出来ているかについて相手に問うための、同じ意味になる表現です。
「完了できておりますか」は、いるの丁寧な言い方である、「おります」を使って完了を問う表現となります。
「出来上がっておりますか」は、完成したかを問う丁寧な表現です。
「仕上がりましたか」は、完成や仕事が終わる意味の「仕上がる」を用いている言い方となります。
「済んでおりますか」は、物事が完了する意味を持つ、「済む」を使った表現です。
まとめ
作業や準備が既にできたかを問う表現が、「完了されましたでしょうか」なのでした。
二重敬語ではありませんが、違和感を感じると言われるのが難点です。
違和感のない表現とするなら、「完了できておりますか」などの丁寧なものに言い替えてみるのが良いでしょう。