ビジネスメールでも季節ごとの挨拶に使われる定番フレーズが存在しています。
「実りの秋」もその一例と言え、これより解説したいと思います。
「実りの秋」とは?
秋は様々な穀物や果物など、植物系の食物が実る季節であることから、秋の頃を指す定番のフレーズとしてあらゆる場面でよく使用されています。
似たような言葉に「食欲の秋」というフレーズも見られますが、こちらも「実りの秋」と関連のある秋を指す表現と言えるでしょう。
当然、手紙やメールの中でも、秋頃の挨拶として用いられることがよくあり、概ね冒頭の挨拶としての使用です。
具体的には、「実りの秋となりましたが、いかがお過ごしでしょうか」のような形で用いられます。
「実りの秋」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
既に触れたように、ビジネスで使用される場合でも、手紙やメールにおける冒頭の秋の挨拶としての使用です。
「実りの秋となり、過ごしやすい日が増えてまいりました」といった使用が見られます。
また、ビジネスに限ったことではありませんが、「植物の実り」と「人としての成長や充実ぶり」をかけて使用される事例も多くあることに注意しましょう。
「実りの秋となり、今年入った新入社員達も、社会人として春先からは見違えるように成長した姿が見られる頃となりました」のような形で使用されることもあります。
「実りの秋」を使った例文
それでは、上記以外の使用例を以下に挙げてみましょう。
・『水田の穂も垂れ、実りの秋を実感しています』
・『実りの秋を迎え、新米の季節となり食欲も増してきました』
「実りの秋」の言い替え
秋頃を指す定番フレーズは、「実りの秋」や「食欲の秋」以外にもいくつか存在しています。
・「読書の秋」
教養を高めるのに丁度良い季節という意味での使用です。
・「天高く馬肥ゆる秋」
「てんたかくうまこゆるあき」と読み、若駒が春から夏を越して成長し、大人の馬となった様を表します。
まとめ
「実りの秋」とは、食糧となる植物の収穫時期であることを利用した秋を表す定番フレーズです。
人の成長や充実ぶりとかけて使われることもあります。