「実を言うと」とは?
ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈していきます。
「実を言うと」とは?
「実を言うと」とは、ビジネスシーンや敬語での会話などにおいて「実際のところは」または「本音を言わせてもらえるのであれば」などという意味合いで使われている文言です。
普段からお世話になっている取引相手や得意先の担当者、ないし自分の上司や先輩などへ向けて、それまで明白ではなかった事実を明らかにしたい場合や誰にも言わずに隠していたことなどを打ち明けたい場合などに使用されています。
「実を言うと」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「実を言うと」とは、「事実を述べさせてもらえるならば」ないし「忌憚(きたん)のない意見を言わせてもらえる場合は」などという意味合いで用いられている文言です。
この語句で使われている「実」とは「事実」や「真実」、あるいは「実際の状態や状況」などを指す言葉で、上記のフレーズは「はっきり言わせてもらうと」もしくは「遠慮せずに申し上げますが」などというニュアンスで使われている言い回しです。
「実を言うと」を使った例文
・『実を言うと、恥ずかしながら営業担当者として取引相手やお得意先さまなどへの泊りを伴うような出張などは、未だに未経験でございます』
・『実を言うと、仕事の合間を見て少しずつ勉強を続けておりました宅地建物取引主任者の資格をようやく取ることができました』
「実を言うと」の類語や言い替え
・『本当のところを言わせていただきますと』
・『今までご報告しておりませんでした実際の状況でございますが』
・『実態についてはじめてお知らせいたしますが』
まとめ
「実を言うと」とは、ビジネストークや敬語での会話シーンなどにおいて「本当のことを言わせてもらえるなら」などという意味合いで使われている表現です。
このフレーズを使用する際にはもっている意味やニュアンスなどを深く理解した上で、その時の場面や状況などに応じて適材適所で使いこなしましょう。