この記事では、ビジネスシーンでよく使われるフレーズの「実施いたしますので」について、その意味や、使い方や言い換え表現などを徹底解説します。
「実施いたしますので」とは?
「実施いたしますので」のフレーズにおける「実施」は、「実際に行うこと、実行すること」を意味する言葉です。
次の「いたします」は、「する」の謙譲語の「いたす」に、丁寧語の「ます」が付けられた表現です。
そして、最後の「ので」は、理由や原因を表す接続助詞です。
したがって、「実施いたしますので」のフレーズは「実行するので」との意味の敬語表現となります。
「実施いたしますので」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「実施いたしますので」のフレーズは、「実際に行うので、実行するので」といった意味で、先に記したこのフレーズの最後の「ので」の持つ意味、使い方から、この後ろには相手の方に「だから〜してほしい」等と、一般的には要望する内容が続けられます。
例えば、「明日は小雨との天気予報ですが、予定通りイベントを実施いたしますので、ご参集ください」等と使われます。
「実施いたしますので」を使った例文
・『予定通り会議を実施いたしますので、遅れないようご参集ください』
・『明日から年末バーゲンセールを実施いたしますので、是非ご来訪いただければと存じます』
「実施いたしますので」の類語や言い換え
「実際」の類語としては「実行」が挙げられ、「実施いたしますので」のフレーズは「実行いたしますので」と言い換えることができます。
また、「ので」の類語とし「から」が挙げられるので、「実施いたしますから」と言い換えることもできます。
さらに、謙譲語を使わない丁寧な表現としては「実施します」と言い換えることもできます。
まとめ
「実施いたしますので」のフレーズは「実行するので」との意味の敬語表現です。
「ので」は理由や原因を表す接続助詞なので、このフレーズの後ろには、一般的に「〜してほしい」とのお願いの言葉を続けた文章として使われます。