ここでは「少々お待ちいただけますか」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「少々お待ちいただけますか」とは?
「少々お待ちいただけますか」は、少し待ってくださいと伝えるための表現です。
例として、掃除をしている最中にその部屋を使えるかと聞いてきた人に対し、「只今清掃中ですので、少々お待ちいただけますか」などと用います。
このように、それほど長くはない時間だけ待ってもらいたいと伝えるために使われ、具体的にどれくらいの間なのかはこの表現だけでは全く分からず、数分のこともあれば、数時間掛かることもあり、時には数日といった場合もあります。
使われた方としてはその目安くらいは知りたいと思うものですが、待ってもらう内容によって大体と言えるそれは大きく変わり、例えば、ちょっと画面がおかしくなったという時に使った場合には数分程度、資料の修正であれば何時間か、何かの修理であれば数日単位といった具合です。
「少々お待ちいただけますか」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「少々お待ちいただけますか」は、先のように何を待ってもらうかによって大体と言えるその時間が大きく変わる表現です。
数分と数日ではもちろん大きく異なりますが、前述の例のようにその対象からある程度の検討はつくと考えてよく、それとそこまで大きくは変わらないと思っておいていいでしょう。
ですが、このように使った側が考えていたより難航することがない訳ではなく、そのような時には改めてもう少し待って欲しいといったように伝える必要があります。
「いただけますか」と相手に問い掛ける形になっていますが、特に返答は求めずに言い切っていると考えてよく、「少々お待ちください」を丁寧にした形になります。
文章で用いる時には待ってもらう時間が数分という場合はまずなく、短くても数時間、多くは数日は掛かるような時になると考えていいでしょう。
「少々お待ちいただけますか」を使った例文
・『すぐに○○が参りますので、少々お待ちいただけますか』
・『もう少しで取り付けが終わりますので、少々お待ちいただけますか』
「少々お待ちいただけますか」の類語や言い替え
・『しばらくお待ちいただけますか』
この「しばらく」とすると、「少々」より長い時間待って欲しいと言っている表現になります。
こちらの場合も具体的なその間は対象によりますが、長い時には数週間になることもあり、その対象からつく大体の検討より「少々」と使う場合と比べて長くなるのは間違いないと解釈してください。
まとめ
「少々お待ちいただけますか」は、それほど長い間ではない間待って欲しいという意味になります。
その対象としておおよその見当はつくものの、それによって数分から数日まで幅のある時間を指すことになる表現で、文章で使う時には数分や数時間ではなく、数日といった使い方をする場合が多いです。