存在している何かの数について、「少なくありません」との言葉で言い表すことがあります。
これは何気なく使われるものですが、その意味を把握しているでしょうか。
少なくありませんの意味や使い方などをご紹介します。
「少なくありません」とは?
ある種の人の數や物事の数などが、決して少ない状況ではない様子、比較的に多くあるという意味をもつ表現です。
「少なくありません」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
世の中の状況を見渡すと、特定の趣味を持つ人や、ある種の病気を患っている人、集まっている野鳥の姿などがあります。
それらの数が決して少ない様子ではない場合に、「少なくありません」を用いることが可能です。
逆に言えば多いの意味となりますが、多いとも言えない状況に対してもよく使われます。
これを表現する場合、「患者は」のように、具体的にどんな種類の人や物事が少なくないのかをはっきりさせることが必要です。
注意したいのは、本当に人数や物の数が少ないのに、「少なくありません」と言ってしまうことです。
それだと虚偽の報告であり、違和感しか残らないでしょう。
少ない場合には「僅かしかいません」のような、相応しい言い方を選ぶのが良いです。
「少なくありません」を使った例文
・『都市部では70歳を過ぎても働いている人は少なくありません』
・『近年になりソーラーパネルだらけの場所は、もはや少なくありません』
「少なくありません」の類語や言い替え
「少なくないようです」は、他者から少なくない状態についてを聞いたり、仮定した場合の言い方です。
「少なからず」は、数量などが少なくはなく、多い様子を表しています。
「比較的に多い」は、他の人や物事に比べてみて多いとの意味です。
「意外と多い」は、予想もしていなかった多さについてを表しています。
「かなり多い」は、普通の状況よりも多いとの意味を持つ表現です。
「無視できないほど」は、見過ごすことは不可能なほど目立ってあることを表しています。
まとめ
人や物が少ない状況ではない、あるいは多いような場合に、「少なくありません」を使うことができるのでした。
しかし数えるほどしかないのに、これを使わないよう注意が必要です。
場面によっては「意外と多い」など、別の表現に言い替えてみてください。