ビジネスシーンでしばしば目にする「少なくとも」の使い方をご存じでしょうか。
今回は、「少なくとも」について分かりやすく説明していきます。
「少なくとも」とは?
「すくなくとも」と読む「少なくとも」は、「小さく見積もっても」「控えめに見ても」といった意味があります。
物の量や値段、物事の程度などに対して使用される言葉です。
そのほか、「せめて」や「ともかく」など「十分ではないがそれだけでも」という意味合いで使われることもあります。
「少なくとも」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「少なくとも」は、ビジネスシーンにおいて仕事に関する条件や数量などを相手に伝える場面で使用されます。
主に、最低限必要とされる物の量や値段、時間、行為などを提示し、多くの場合それ以上であることを望む意味合いで用いられることが多いフレーズです。
また、「せめて」のように「不満足ではあるがこの事柄だけは最低限の願望である」ことを伝えるために使用するケースもあります。
ビジネスメールだけでなく、職場での会話でも比較的登場する機会が多い言葉といえるでしょう。
「少なくとも」を使った例文
・『そのセミナーを開催するためには、少なくとも30名の参加者を募る必要があります』
・『新しいプロジェクトの実施にあたっては、少なくともあと2名の人員が必要です』
・『少なくとも当件につきましては今日中にご対応いただきたくお願い申し上げます』
「少なくとも」の類語や言い替え
「少なくとも」の言い換え表現には、「最低でも」が挙げられます。
「最低でも」は「最も小さい場合であっても」を示すほか、「この物事だけは実現させたいという望み」を表す言葉でもあるため、「少なくとも」と同じ意味合いで使用することが可能です。
また、「最も低い限度」を意味する「最低限」という語句を用いる方法もあります。
まとめ
「少なくとも」は「物の量や値段・程度などを小さく見積もっても」「控えに見ても」もしくは「十分ではないがそれだけでも」といった意味合いがある言葉です。
日常生活でも登場する言葉なので、意味や使い方を知ってコミュニケーションに役立ててください。
