年末年始が近付くと、フォーマルな場も増えてくるもの。
「年始になりましたら」の正しい使い方を学んでいきましょう。
「年始になりましたら」とは?
年始とは、年の始めをあらわします。
「暮れ」がクリスマスから大晦日を示しますが、年始は年の最初を伝えています。
一般的にはお正月の三が日から、松の内の期間までをいいます。
「新年になったら」という意味が込められています。
「年始になりましたら」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
年をまたいだ業務をしていると、取引先の方に年始をどのように伝えたらいいのか迷ってしまうことがあります。
「年始になりましたら」は「来年になったら」というニュアンスがありますが、少々分かりにくい日本語です。
また「年始」は三が日を含んだお正月の期間をあらわすので、正月休みを無視した言い方に聞こえてしまいます。
「御社の営業が始まりましたら」など他の言い方に直して、相手の予定を尊重する言い回しに直していきましょう。
また年末のメール文には、こちらの休暇期間も書き添えておき、いつからいつまで不在になるのか、明確にしておきます。
マナーを弁えて、思いやりのあるやり取りにしていきましょう。
「年始になりましたら」を使った例文
・『御社の営業が始まりましたら、折を見てご連絡いたします』
・『明くる年、改めてご連絡させていただきます』
「年始になりましたら」の類語や言い替え
年末によく耳にする言葉に「よいお年をお迎えください」が挙げられます。
プライベートで耳にする日本語ですが、ビジネスシーンでも使える表現です。
年末の挨拶文、お礼文の最後に加えると優しいメール文になります。
「どうぞよいお年をお迎えください」と添えて、明るい文にしていきましょう。
また「年始になりましたら」の言い替えの文として「〇〇様の休暇明けに」や「御社の営業が始まりましたら」や「明くる年改めて」があります。
「明くる年」は来年のことを丁寧に直した言い方です。
厳かな言い方になるので、周りの人と差を付けたい時に用いてみましょう。
まとめ
「年始になりましたら」をお伝えしました。
新しい表現を学んで、敬語の達人を目指してください。