「従事してきました」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「従事してきました」とは? ビジネス用語

ここでは「従事してきました」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。

「従事してきました」とは?

「従事してきました」は、何かの活動や仕事を対象に、それを続けてきましたという意味で使われる表現です。

「環境を守る活動に従事してきました」と用いた時には、そのような活動を続けてきたと言っていることになり、仕事を対象にする時にも、その職種を続けてきましたという意味で使うことになります。

どれくらい続けてきたのかという点には言及していないため、同じようにこの表現を使っても、人によって10年以上も続けてきたという場合があったり、または2~3年程度などとそれについては様々です。

ただし、1年も続けていない時には使うべきではなく、少なくともそれ以上はそれを続けてきたという場合に口語、文章を問わず用いることができる表現です。


「従事してきました」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

この「従事してきました」は、先のような活動や仕事内容だけでなく、誰かに従ってきた、その人についてきたといった意味でも使うことができる表現です。

「ここ5年は○○先生に従事してきました」のように使う例がそれにあたり、弟子入りしているという場合や、その人を師と仰いで従ってきたような時にそういった使われ方をされることがあります。

このように使われた側は、具体的な期間の明示がなかった場合、結構な期間それを続けているのだろうと解釈するものです。

行ってきたことによっては1年や2年で一端の立場になれたり、それなりの技量を会得できるかも知れませんが、表現のニュアンスとして、それよりも長くやってきたのだと解釈されることが多いので、その点に注意をして使うべきで表現となっています。


「従事してきました」を使った例文

・『2010年以降、カーボンニュートラルな社会を目指す活動に従事してきました』
・『私は独り立ちする以前は○○先生に従事してきました』

「従事してきました」の類語や言い替え

・『関わってきました』
その対象に少なからず関係してきたと表現するために用いることができます。

続けてきたという意味も含んでいるため、そこまで深く関係していないが、そうしてきたという時にはこちらの表現を使うといいでしょう。

ただし、人に弟子入りしていたといったような使い方はできない表現です。

まとめ

「従事してきました」は、何かをそれなりに続けてきた、誰かに従ってきたといった使い方をする表現になります。

仕事の場合はその会社に居続けているという意味ではなく、特定の職種を続けていると解釈で使うことになり、技術職の場合によく用いられています。

タイトルとURLをコピーしました