「心中お察しします」とは?
ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈していきます。
「心中お察しします」とは?
「心中お察しします」とは、ビジネスの場において「お気持ちは重々理解しております」または「ご心情につきましてはしっかり汲み取っております」などという意味合いで使われている言い回しです。
普段から取引などを行っている商売相手や得意先、あるいは自分が所属している組織の上役などに辛いできごとや悲しいことなどが起こってしまった場合などに使われている文言で、「胸中を拝察いたします」などというニュアンスで使用されています。
「心中お察しします」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「心中お察しします」とは、「多くの言葉を聞かなくてもお気持ちは分かっているつもりでございます」ないし「置かれている状況につきましては十分に理解しております」などという意味合いで使われている表現です。
業務を進めていく中で、関係各所の人員が公私にかかわらず見舞われてしまった不幸なできごとや残念な事柄などについて、「言われなくても把握しております」もしくは「事情につきましては熟慮いたします」などというニュアンスで使用されており、相手の置かれた厳しい状況や辛い立場などを慮ることができる文言です。
「心中お察しします」を使った例文
・『御社の販売店を運営している同地域にて、来月競合他社が別の販売店舗をオープンするとのことでございますが、心中お察しします』
・『昨年より長らく続いております円安傾向に歯止めがかからない状況につきましては、心中お察しします』
「心中お察しします」の類語や言い替え
・『お気持ちは理解しております』
・『置かれている立場や事情などは十分に承知しております』
・『現状における問題点につきましては把握しております』
まとめ
「心中お察しします」とは、ビジネスシーンにおいて「置かれている状況につきましては深く理解しております」などという意味合いで使われている表現です。
このフレーズを使用する際にはもっている意味やニュアンスなどをしっかりと理解しながら、その時の場面や状況などに合わせて上手に使いこなしましょう。