「忙月の折」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「忙月の折」とは? ビジネス用語

年末風の表現を知っていると、気忙しい季節も落ちついた対応が取れます。

「忙月の折」の正しい使い方を見ていきましょう。

「忙月の折」とは?

「忙月」は忙しさをあらわすフレーズです。

もともと農業の忙しい時期をしめす言葉でしたが、いつしか暮れの繁忙期を示すようになりました。

「折」は時候の挨拶に用いられる表現で「〜の頃」という意味合いがあります。


「忙月の折」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

暮れの忙しい時期の、挨拶文として用いるフレーズです。

「〜の折」はビジネス文書の頭に使う言い回しなので、文章の初めに使うようにしましょう。

文の途中やクライマックスに使うと、少々いびつになるので注意しておきたいです。

またこの表現の後には「貴社におかれましては」と組織をあらわす表現を補っていきます。

改まった書き出しなので、カジュアルさを強調したい個人宛の手紙にはあまり用いられません。

誰に送るか送り先によって、言葉を選んでおきましょう。

ソフトな言い回しも知っておき、時と場にあわせた使い方を目指していきたいです。


「忙月の折」を使った例文

・『忙月の折、貴社におかれましては益々ご隆盛のこととお慶び申し上げます』
・『忙月の折、時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます』

「忙月の折」の類語や言い替え

似ている表現に「名月の候」があります。

同じ「月」が入っていますが、こちらはお月様が美しい9月に用いる言い回しです。

「お月見をしたくなる秋ですね」という訳があるので、9月中旬から10月前半に使います。

何気なくビジネス文書で見かける表現ですが、それぞれ季節にあった言い回しになっているもの。

他社から受け取ったビジネス文書も、知識として参考にしておくといいでしょう。

また言い替えの表現に「初冬の候」「師走の候」「ポインセチアが美しい季節となりましたが」「年末も残りわずかとなりましたが」等があります。

まとめ

「忙月の折」の使い方を見てきました。

色々な表現を知っておくと、教養ある人になれます。

言葉を磨いて、気持ちよく年末を迎えていきましょう。

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