ボキャブラリーを増やしておくと、気遣いのできる人になれます。
「急ぎませんので」を見ていきましょう。
「急ぎませんので」とは?
この場合の「急ぎません」は車や機械の運転ではなく、仕事上のペースをあらわしています。
緊急の案件ではないので、マイペースに取り掛かってくださいという意味合いがあります。
「急がなくても平気です」と言いたい時の、気遣いのひと言といえるでしょう。
「急ぎませんので」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
お願いする案件によっては、今すぐ返信が欲しいもの、時間が経っても平気なものと、重要度がバラバラなことも。
「要返信の案件ではないので、手が空いている時に取り掛かってください」というニュアンスで使えるのが「急ぎませんので」です。
このひと言を入れておくと仕事の優先順位を決めやすく、先方も助かることがあります。
一方で「急ぎませんので」は、敬語としての力が低い用語。
丁寧さを付け加えるのなら「急ぎではありませんので」や「急ぎではございませんので」等の言い方も心得ておきましょう。
またどんなに急ぎではなくても、あまり悠長にやられると困る場合も。
心配な時は大まかでも、納期を決めておくとよいでしょう。
「〇月〇日までにお願いできれば幸いです」と付け加えておきましょう。
「急ぎませんので」を使った例文
・『そこまで急ぎませんので、よろしくお願いいたします』
・『急ぎではございませんので、ご検討のほどお願いいたします』
「急ぎませんので」の類語や言い替え
似ている表現に「お手すきの際に」が挙げられます。
「お手すき」は「相手の手が空いている時に」という意味があります。
緊急の要請ではない時に使われる常套句で「お手すきの際にお願いいたします」と使います。
また言い替えの表現に「急ぎではありませんので」や「ゆっくりで構いませんので」や「お手すきの時で構いませんので」が挙げられます。
時間がかかる業務をお願いする際に使いやすいので覚えておきましょう。
まとめ
「急ぎませんので」を解説しました。
ボキャブラリーを増やしておくと、お願い事がスムーズになります。
語彙力を増やして、仕事の名人になりましょう。
