とっさのひと言を上手く言えるようになると、株が上がります。
「恐れ多いです」の正しい使い方と、似ている表現をチェックしていきましょう。
「恐れ多いです」とは?
自分にはもったいないと思う褒め言葉をいただくなど、見に余る状況で使いやすいのが「恐れ多い」にあたります。
恐縮している気持ちを表現していて、身がすくんでしまう様子を示しています。
また「です」はシンプルな文で使う言い方です。
そのため「恐れ多いです」で「大変申し訳ありません」と控えめにお伝えする訳が込められています。
謙虚な姿勢をお伝えできる、上品な言い方といえるでしょう。
「恐れ多いです」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
へりくだる態度をあらわせるのが「恐れ多いです」にあたります。
かしこまる態度を示しているので、申し訳ない気持ち、気恥ずかしい気持ちを丁寧に表現できます。
目上の方からありがたいお言葉をいただいた時、また上の役職に進んでみないか上司から打診を受けた時に使えます。
控えめに自分の立場をお伝えする日本人らしい表現ですが、グローバルな席ではこうした謙遜がおかしく受け止められてしまうことも。
喜んでいい場面ではジェスチャーを交えて盛大に喜んだ方が、相手にこちらの思いが伝わることもあるので、その場に即した方法を取っていきましょう。
敬語を自分の武器にして、明るい環境に整えてください。
「恐れ多いです」を使った例文
・『とんでもございません。恐れ多いお言葉です』
・『誠に恐れ多いですが、ありがたくお引き受けいたします』
「恐れ多いです」の類語や言い替え
似ている表現に「恐れ多くも」があります。
後ろに言葉を補って使える、明るい言い回しです。
授賞や表彰の際に「恐れ多くもこのような機会を与えていただき、ありがとうございます」と活用できます。
言い替えに「恐縮ではございますが」があります。
まとめ
「恐れ多いです」を解説しました。
恐縮する時のフレーズを学んでおくと、いざという時に適格な対応がとれます。
言葉の技術を磨いて、できるビジネスマンを目指しましょう。