ここでは「恒例となります」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「恒例となります」とは?
「恒例となります」は、これまでに何度も繰り返されてきたことだと表現するために用いられます。
例えば、「この夏祭りは毎年の恒例となります」と使って、その計画を話し合うといった具合で、定期的に行っていることだったり、それなりの頻度で見られるようなことを、珍しいことではない、いつものことだと伝えるために使われます。
この「恒例」という表現が、日常のことだという意味になるため、ここまで丁寧にしない形で「そんなのは恒例のことだ」などともよく用いられています。
「恒例となります」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「恒例となります」は、丁寧にそれは定期的に行われていることだ、いつものことだといったように伝えるために使われます。
ビジネスシーンで用いられる場合、「この会議は毎月恒例となります」のような用い方だったり、「弊社が主催するこちらのイベントは毎年恒例となります」のように、それを定期的に行っているといった使い方がよく見られます。
「恒例」という表現だけだと悪い意味で用いられることもあり、「彼がミスを犯すのは恒例のことだ」といったような使い方もよく見聞きします。
「恒例となります」を使った例文
・『この会合は月一度の恒例となります。来月は○日の予定ですので、よろしくお願いいたします』
・『地域貢献として行っているこの全社での清掃活動は今回で5回目で、恒例となります』
「恒例となります」の類語や言い替え
・『慣例となります』
この「慣例」も、いつもことという意味になる表現です。
よって、同様の使い方ができますが、「恒例」が定期的、またはそれなりの頻度で行っていることという解釈になるのに対し、「慣例」はもう普通になっている、慣れたことといった意味になるため、「その時代には長男が家を継ぐのが慣例となります」などという使い方が多く見られます。
まとめ
「恒例となります」は、定期的なこと、または珍しいことではないといった解釈になる表現です。
月に一度、年に一度といった頻度で行っているようなものや、定期的ではないものの、何度か普通に行っていることといった対象を、そうだと伝えるために用いられます。
