「想像以上に」とは?
ビジネスメールや会話での使われ方や敬語の使い方を徹底した解釈で以下に詳しく説明します。
「想像以上に」とは?
この言いまわしの「想像以上」は、実際に体験や経験したことがない事柄や存在していない物事について前もって見当をつけていたレベルよりも秀でていることや様子を表わします。
また「以上」は数量・程度・優劣などの比較でそれ以上の範囲であることを意味します。
よって、自分の頭の中で描いていた印象とはいい意味で異なっていることを言うフレーズです。
この「想像以上」に「に」をつけて副詞として使用しているのがこの言いまわしです。
なお、似たようなフレーズに「予想以上に」があります。
これはこれから起こる事柄を自分なりに推し量ってイメージし、実際にそれと比べて素晴らしい結果になったことを表わすフレーズで、「予想以上に」とは知識や経験があるか、全く初めてのことかの違いになります。
「想像以上に」のビジネスにおけるメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この言いまわしは、実際には経験したことのない未経験・未体験の事柄を自分なりに思い描いてイメージした物があり、それと比べて素晴らしいことを表わします。
ビジネスの場での会話や文章でも使用される機会の多い表現方法です。
例として、「想像以上に素晴らしい」というようなフレーズはさまざまなシーンで多用されています。
「話には聞いていたが、想像以上に素晴らしい絵画だった」といった風に、他人からの話でその絵画の素晴らしさは知っており自分なりにその良さを想像していたが、実際に現物を見てみると期待していた以上に素敵だったことを表わしています。
「想像以上に」の正しい敬語表現
「 想像以上に」は敬語表現ではないため、目上の人に使用する場合は後ろに続く文章を敬語にして合わせて使用するようにしましょう。
たとえば、『想像以上に多くの反響があり、お礼の言葉もございません』というように後ろの文章を丁寧な言いまわしにすることでこの一文は敬語表現となります。
「想像以上に」を使った例文
この言いまわしを使った例文を以下に紹介します。
・『想像以上に高い品質』
・『想像以上にきれいな景色』
「想像以上に」の類語・言い替え
この言いまわしの類語・言い換え例を以下に紹介します。
・『想像を上回る反響』
・『想像を超える素晴らしい出来』
・『思っていた以上に速い流れ』
「想像を上回る」はそれまで考えていた程度を大きく越えている様子のことの意、「想像を超える」「思っていた以上に」も「想像を上回る」と同義です。
まとめ
「想像以上に」は未経験のため自分の中で思い込んでいた程度より大きく越えている様子を表わします。
「以上」が付きますが、必ずしも良い意味ばかりではないことに注意してください。