心に受けるポジティブな思いを表現する時には、「感銘」を使うことがあります。
感銘を覚える出来事は時々あるものですが、使い方の決まり事も存在する言葉です。
どんなふうに感銘を使っていけば良いかなどを、よく確かめてみましょう。
「感銘」とは?
人や何かの物事に対して、忘れられないほど深く感動したり、心に刻みつけられるとの意味を持っている言葉です。
「感銘」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
とても親切にされたりある出来事や場所に接した時に、非常に感動したり心に響くような場面があります。
そのような状況について「感銘」を使って、現在の気持ちを言い表すことが可能です。
これは例えば「目の前の山岳の絶景に」など、何に感銘を受けたのかを具体的に述べていくことが重要となります。
感銘の意味を見ても分かる通り、感銘とは基本的にポジティブな状態であり、ネガティブな状態を言い表さないことにも留意が必要でしょう。
また感銘とは「感銘を受ける」と言うように、受けたり覚えたり与えるものと決まっています。
そのため用いる時に「感銘する」などの違和感のある表現を使ってしまわないように注意が必要です。
「感銘」を使った例文
・『北アルプスに登りましたが、槍ヶ岳から見えた日の出には深い感銘を受けました』
・『私が子供の頃に感銘を覚えた小説家といえば夏目漱石です』
「感銘」の類語や言い替え
「感動」は、物事を感じ取って心が動くとの意味があります。
「感激」は、激しく感動している状態を表す言葉です。
「感銘深い」は、感銘の度合いが大きいことを表しています。
「感極まる」は、感動の極限に達しているとの意味をもっている表現です。
「胸に染みる」は、心の深くにまで感動を受けることを現しています。
「魂が揺さぶられる」は、心に衝撃を受けるほど感動する意味です。
「胸を打つ」「胸が熱くなる」「心に響く」など様々な表現も存在していますが、これらも上と似た意味になるでしょう。
まとめ
深く感動し心に刻みつけられるような状態になることが、「感銘」なのでした。
これはポジティブな思いであり、「感銘を受ける」など言い方が決まっていることには注意が必要です。
「感極まる」など様々な類語があるので、相応しいものを選び取ってみてください。