ここでは「感銘を受けました」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「感銘を受けました」とは?
「感銘を受けました」は、内容が心に深く刻み込まれましたと伝えている表現になります。
何かの講演や演説を聞いた際や、それほど深い話をしてもらったといったような時にその相手に対して使います。
そのような話をありがとうございましたという解釈を含んでいるため、改めてその点の表現をつける必要はなく、相手に対する尊敬の念も同時に伝えることができます。
また、論文などを読んだ際にそれに対して「感銘を受けました」と使うこともでき、その時にはそれを紹介してくれた人が居ればそちらに対して使うことになります。
ただし、実際に感銘を受けたのはその論文などのため、この場合には紹介してくれたということに対するお礼にはなるものの、尊敬の念までは入らない使い方になります。
それが入るのは先のように、直接その人物からの話によって「感銘を受けました」と使う場合です。
「感銘を受けました」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「感銘を受けました」は、講演や演説に対しては口語で直接その人物に使う場合だけでなく、後からその人物へメールなどの文章で伝えても構いません。
心に深く刻み込まれたという少し大袈裟にも聞こえる意味になる表現なので、よほどの内容でないとこのようには使うべきではありませんが、時には講演や演説などを行った人を“持ち上げる”ために用いることもあります。
特にその人が社会的な立場が高い人だったり、世間的に認められているような人の時にはそんな場合も珍しくなく、そういった使い方をすることもできるため、このように使ったからと言って、本当にそこまで該当の内容が心に深く刻み込まれたと思っているとは限らないということです。
「感銘を受けました」を使った例文
・『とても有意義なご講義、ありがとうございました。大変感銘を受けました』
・『ご紹介いただいた本を読みましたが、内容にとても感銘を受けました』
「感銘を受けました」の類語や言い替え
・『感動を覚えました』
「感銘を受けました」とは少しニュアンスが異なりますが、とても感動したと伝えるために使われる表現です。
「感銘を受けました」と似ている使い方になりますが、より「感動」という言葉に相応しい場面に用いるものです。
まとめ
「感銘を受けました」は、相手の話や読んだ論文などが心に深く刻まれたという意味になります。
それだけ該当の内容が興味深かったという意味になりますが、場合によっては本当にそうだと思っては使っていないこともあると覚えておきましょう。