失礼のない敬語を話せているのか、気になることもあるものです。
「慣れてきました」の正しい使い方を見ていきましょう。
「慣れてきました」とは?
「慣れる」とは、新しい環境や仕組みに溶け込むことをいいます。
不慣れだったところが薄れていき、うまく調和していく様子をあらわしています。
「慣れてきました」と自分自身の状況について話すほか「慣れてきましたか」と相手に対して疑問形で使うこともできます。
「慣れてきました」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
新人として配属された職場で、上司から「調子はどう」と聞かれることがあるかもしれません。
そのような時の応答文として思い浮かべるのが「慣れてきました」です。
仕事の手順に順応してきたことを示す、シンプルな言い方になっています。
ただ使い方によっては、愛想がなく聞こえることも。
他の言葉を補う、あるいは別の表現を覚えておき、相手に負担をかけない会話術に直していきましょう。
「おかげ様で」や「周りの方々のご協力のおかげで」など周囲の方に対するお礼の文を加えると、気遣いのある社会人に見えます。
印象をコントロールしていきましょう。
「慣れてきました」を使った例文
・『おかげ様で当初に比べて、慣れてきました』
・『周りの方の助けもあり、何とか業務に慣れてきました』
「慣れてきました」の類語や言い替え
同じような言い方に「慣れ親しんできました」も挙げられます。
「慣れる」と「慣れ親しむ」はよく似ていますが「慣れ親しむ」は文化や習慣を慈しむという意味もあります。
「幼い頃から祖父の仕事を見てきたので、伝統芸能に慣れ親しんでまいりました」と用いるので「慣れる」との差を覚えておきましょう。
このほか言い替えの表現として「周囲の方のご指導のおかげで、慣れてきました」や「〇〇様のおかげで、勝手が分かるようになりました」等があります。
「まだまだ半人前ですが、当初に比べて慣れてまいりました」も使えます。
色々な表現を取り入れて、雑談を楽しんでいきましょう。
まとめ
「慣れてきました」の正しい使い方を見てきました。
複数の表現を覚えて、教養のある社会人を目指していきましょう。